晴れた空を見上げながら、ぶどう狩りを終えた私たちは松川沿いの山道を登り始めた。
長い長い飛行機雲が空を横切っている。
先頭はがっちゃん。私たちはその後ろをついていく。
しばらく山道を登っていくと、やがてこぢんまりとした温泉街に出た。どうやらここが山田温泉のようだ。
温泉街の中ほどに堂々とした建物。たぶんあれが
共同浴場の山田温泉大湯だろう。
山田温泉の手前に
子安温泉や
蕨温泉があったはずだが気が付かなかった。
山田温泉からさらに登ると今度は
松川渓谷温泉が見えてきた。滝の湯と書かれたゲートがあって、そこに何人かの人が入っていくのが見えた。後でyuko_nekoさんに聞いたらyuko_nekoさんたちは松川渓谷温泉に入ったことがあるそうだ。混浴露天風呂は結構お勧めだとか。
その後は
五色温泉があって、
七味温泉方面へ向かう分かれ道があって、それから
奥山田温泉が見えてきた。
奥山田温泉も山田温泉のように数軒の宿が集まっている。
私たちが宿泊を検討した満山荘やセルバンの姿もある。
山田牧場キャンプ場は何とも素朴なキャンプ場だった。予約不可というだけあって適当に牧草地の斜面に炊事場やトイレ棟が点在しているだけ。
そう、そこはまさに牧草地だった。
スイスアルプス風の牧歌的景観と言えば誠に聞こえがよいが、とにかく牛が放し飼いになっている牧草地をそのままキャンプサイトにしているため、足下にはいわゆる牛の落とし物が沢山・・・気を付けて歩かないとあっと言う間にフンづけてしまう。
動物が苦手なyuko_nekoさんはこの時点でギブアップ同然だった。