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がんばれ新潟 *古民家で過ごす夏休み*

9.清津峡か松之山か



 昨日と同様、帰りは西側のルート。
 ほくほく線まつだい駅に出て、ふるさと会館で塩を買う。
 いつもの吉野屋の藻塩、そして今回は同じく吉野屋の昆布塩も。
 藻塩は海草のホンダワラにひたして焼いた塩。
 色は薄い茶色で味があるが少し生臭い臭いがする。
 枝豆なんかにつけて食べると美味しい。

 あとはもう帰るだけ。
 帰る前に入るお風呂はどこにしよう。
 六日町ICから関越道に乗るつもりだったので、最初に候補に挙げたのは五十沢温泉
 でも五十沢は下調べが足りなくて電話番号までは控えてこなかった。
 旅館なので直接行って断られたら痛い。
 そうすると・・・次にまたこの辺りに来るのは冬だから、冬には休止で入れないところを狙うのがいいだろう。
 年始に行って、冬季は融雪にお湯を使っちゃうから温泉は営業していないと断られた清津峡小出温泉の苗場館あたりか。
 空は貴重な青空。
 パパが景色の良い露天風呂に入りたいなぁと言った。
 よし、今日は苗場館にしよう。


帰路の棚田 蜂も蜜を集めるのに忙しい
ほくほく線まつだい駅前 まつだい駅のこの看板、流石に前と変わったみたい
参考までに、2004年末はこうでした
藻塩と昆布塩 結構怖いです、この看板。ひまわりの明るいマークとともに。
ちなみにこの裏には「ひまわりしてますか 念入り きもいり 火の用心」の標語が。「きもいり」って・・・何となく意味は判るけど標準語じゃないと思う


 ところが松之山が近づいた頃、空には急に雲が増えてきた。
 一度は清津峡の苗場館と決めたものの、心配なのは清津峡まで天候が保つかということ。
 日本海側から太平洋側に近づけば近づくほど、台風の影響を受けるだろう。
 パパが「やっぱり松之山にしようか」と言ったので、急遽予定は変更。
 優柔不断な私たち。今日の温泉は松之山の翠の湯

 翠の湯は松之山の兎口温泉。
 まだ雪深い3月に訪ねた植木屋旅館の敷地内にある町営の露天風呂だ。
 冬季は雪のために閉鎖となる。
 清津峡の苗場館と並び、冬以外に訪ねるべき温泉の一つだ。

 急に予定を変更したのでカーナビには何も入れていなかったが、松之山はもうだいたい何処に何があるか判る。
 じょうもんの湯おふくろ館の看板を見つけた。
 確かこの先、曲がり角の建物の壁に、おふくろ館の表示と並んで翠の湯の看板も出ていたはずだ。あれに従って曲がれば着くだろう。



3-10.いつか見た懐かしい風景へ続く


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