食後、一休みした後は子供たちを連れて宿のお風呂へ。
野沢温泉は意外に温泉を引いている宿が少ない。ある程度老舗の旅館と、本当に一部の民宿以外は水道水のお風呂しかない。お風呂のない宿すらあるかもしれない。
温泉に入りたかったら外湯に行けばいいからだ。
実はこの
四季の宿しなざわ、一応温泉を引いている。
麻釜かどこか、湯量の豊富なところから引いているのかな? と思ったら、神戸虎温泉というものだった。
神戸虎温泉??
・・・聞いたこと無い。
何だか阪神タイガース臭い温泉名だ。
野沢にこんなお湯もあるとは知らなかった。
単純泉で、源泉温度は判らないまでも中性低張性低温泉とあるから加熱して使っているのだろう。
ちょっと加熱しすぎなのか、浴槽はがんがんに熱してあった。
まあ、野沢の人たちは熱い湯好きだというから。
お風呂は小さい。二人も入ればいっぱいだ。
先客の若い女性が二人、熱い熱いと言いながら入っていた。
ちょっと子供たちにはきつそうだったので、少し水でうめた。
きしつく肌触りがあるが、臭いはしない。ゆで卵の臭いがしないから野沢温泉らしくない。でもなかなか温まって悪くはない感じ。
湯口の所には塩の結晶のようなカルシウム分が固まっていた。
その間、パパは一人で外湯へ向かっていた。
さっき
中尾の湯には入ったから、それ以外の所へ行ってみるのだそうだ。
中尾の次に近いのは
新田の湯だが、湯の宮源泉を麻釜源泉にミックスさせて使っている
十王堂の湯へ行ったらしい。
帰ってきたら大雪だったと閉口した口調で言った。
いつの間にか雪が降り出したらしい。
私が外湯巡りをしていた間はたまに日が射したりしていたが、今夜は吹雪くようだ。
明日の朝には何もかも真っ白かもしれない。