さて、今日泊まる予定なのは、あさひ荘という旅館だ。
場所は
大滝乃湯の一本上の通り沿いで、素泊まり又は朝食付きのどちらかを選ぶことになる。
自炊はできないが、持ち込みは自由だ。
宿泊料は一人3千円台と大変リーズナブル。
ぱっと見は、普通の民家のようだ。
もし入り口に「お宿 あさひ荘」という木の看板が無かったら、とても旅館には見えない。
駐車場は裏手で、ピーターという名の大型犬がいる。
ご主人は温厚な印象の方で、お部屋は質素だが広さも清潔さも十分だった。
早速子どもたちは一室に集って玩具を広げ始めた。
「大人は入って来ちゃ駄目」
「はいはい」
一休みしたところで、話題はもう次の温泉。
義満さんがだださんに平治温泉の場所を聞く。帰りに寄ることを考えているのだそうだ。ちなみに今朝は八ツ場四兄弟に入ってきたらしい。
平治なら私も行きたいな。でも公共センター系みたいなのが好きなパパは反対するかなぁ。あそこも決してガイドブックには載らない系の温泉だから。
「ところでいろいろな種類の源泉に入るには、草津だったらどの共同浴場を廻るのがいいかな」と義満さん。
「ここから一番近い共同浴場が
長寿の湯で湯畑源泉だし、この宿の風呂が万代鉱源泉だからそれ以外として・・・」とだださん。
結局だださんと私とで、後は白旗源泉の
白旗の湯と地蔵源泉の
地蔵の湯と煮川源泉の
煮川の湯と西の河原琥珀の池源泉の
凪の湯を廻ればいいんじゃないのかしら?と提案してみた。
煮川の湯もあさひ荘から近い。
でも人気があるので旅館の夕食時間か朝に訪問するのが良いそうだ。
「次の時間湯までの間、ちょっと休んでくるね」と晶ちゃんが部屋に引っ込んだ後、だださんと義満さんと私とで、最寄りの長寿の湯を訪ねてみることにした。
このところ週末ごとに草津に来て、いろいろ共同浴場を廻っているだださんはもう何度も入っているが、私と義満さんは長寿の湯は初めてだ。
子どもたちはパパとターさんが見ていてくれることになった。