子連れ家族のための温泉ポイント![]()
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★★
子連れ家族のための温泉ポイント![]()

2009年に一度湯田中温泉の湯巡り手形で日帰りしたことがある。今の手形は外湯(大湯・綿の湯・楓の湯)専用の外湯巡り用しか販売していないようだが、当時は旅館の湯巡り手形が売っていたのだ。それで憧れの登録有形文化財の「桃山風呂」に入浴したが、宿泊したことはなかった。


2024年に「よろづや」の別館である「松籟荘」に取材宿泊する機会を得た。「松籟荘」に泊まれば、「よろづや」の大浴場に自由に入れる。それで15年ぶりに入浴。やはり建物にもお湯にも感激する。


なお、浴室の撮影は取材で許可を得ているが、「よろづや」の桃山風呂は一般の宿泊者向けにも撮影タイムを設けている。あの素晴らしい浴室を撮らせてもらえるのはありがたいことだ。



そして実際に15年ぶりに足を踏み入れた途端、思わずその荘厳さに声を上げてしまう。本物の素晴らしさよ!


源泉は90度以上のものをその場で加水してから湯船に引いてきている。15年前は「よろづや3号泉」も混合されていたが、2024年時点では1号、2号、井戸水のミックス。


なお、先に加水してから引いてくる理由は、成分的に詰まりやすいので、温度を下げるついでに少しでも薄くしてから配湯しているとのこと。なるほど。実際の湯船では43度ぐらいと非常に快適だった。

無色透明で基本は薬臭ながら、ほんのりと焦げ臭、ごくたまに硫化水素っぽさ。ただし焦げ臭も硫化水素も強くはない。


肌触りが驚き。「よろづや」と「松籟荘」のお風呂に入りまくっていたら(源泉は共通、松籟荘は部屋風呂)、その日の夕方はしっとりと吸いつくようだったのに、翌朝は肌の凹凸が消えてしまったかのようにすべすべする。美肌実感湯だと思う。芒硝が良い働きをしているのか。


ちなみに内湯だけでなく露天風呂も素晴らしい。庭園を眺めながら入れるが、何より「桃山風呂」の外側を見ながら入れるのが最高。唯一無二。


なお、写真は無いが男女入れ替えのもう一つの大浴場「東雲風呂」は、内湯が2つの浴槽に分かれ、露天風呂は岩風呂の他に木製の浴槽の気泡浴があり、そこが一番熱かった。


以下は2009年当時のレポート
湯田中温泉で一番行きたい宿、入りたいお風呂がここだった。
本当なら泊ってその全てを堪能したいところだが、なかなかその機会に恵まれずにいる。今でもいつかは泊りたい宿。
そんなわけで湯田中温泉郷に泊って、湯田中温泉湯めぐり手形を購入した時も、念頭にあったのはこのよろづやだった。とよかくよろづやのお風呂に入りたい。
実は本来なら立ち寄り入浴できない日程だったのだが、いろいろ事情があって特別に立ち寄りさせてもらえることになった。決まるまでハラハラしていたが、よろづやさんの対応に感謝したい。
ロビーまでなら以前、お祭りの日に湯田中大湯に入った時に鍵を開けてもらうために来たことがある。
もっと奥まで来たのはこのときが初めてだ。
よろづやのお風呂は桃山風呂、東雲風呂とあって、それぞれに露天風呂が併設されている。
特に桃山風呂。国の登録有形文化財に指定されているほど貴重な浴室で、その建築様式、歴史的価値、雰囲気全てが素晴らしい。
足を踏み入れて、思わずその足がすくんだ。
こんな素晴らしいお風呂を独占できて良いのかしら。
思わず圧倒されてしまう。
お湯はしみじみと染み渡るような感じ。
肌当たりは柔らかく、ざばっと上がると肌から何かにおいたつような不思議な感覚が味わえる。
桃山風呂の湯屋を出るとそこは池ではなく庭園露天風呂。
こちらからはお湯につかりながら桃山風呂の重厚感ある建築を外側から眺めることができる。
露天風呂の方は清掃後のものなのか、ちょっと塩素消毒のにおいがするのが興ざめだが。
とにかくお風呂に入ったことで益々泊ってみたくなった。
いつ願いが叶うかわからないけれども。