よーへりは渓谷沿いに建っているので、お風呂場からの眺めが期待できるのではないかと思ったが、残念ながらほとんど見えなかった。
露天風呂はなく内湯だけ。
それも渓谷側に窓はあるのだが、屋根から落ちる雪から窓を守るため簀の子状に板を打ち付けてあり、さらに女湯のガラスは下半分が曇りガラスになっていた。
これじゃあせっかくの雪景色も台無し。ちょっと残念。
そうしてみるとやはり
苗場館の二階のお風呂はなかなか考えてある。
浴槽は御影石の縁にタイル張り。そんなに広くはない。
シャワーとカランはあるがシャンプー、石鹸の備え付けは無い。必要な人は受付で購入するようになっている。
料金が大人300円と安いので、この方法はいいと思う。
最初は熱く感じるが、入ればそれほどではない。
お湯はなかなか個性的。
強いゆで卵臭につんとアンモニアの臭いがプラス。
色は透明で、塩を掛けたゆで卵に酢を垂らしたような酸味が少し。
お湯の中でははっきりしたすべすべ感があり、湯上がりはオイリーなつるつる感もあった。美肌系。
先客が二人いたが、すぐに上がっていってしまった。
これで今回の新潟の温泉はおしまいだが、全部ハズレ無しだった。
東京に帰りたくないな。
このままずっと温泉に入っていたいな。
湯上がり、休憩室で一休みして清津峡を後にした。
よーへりの玄関横で小さな雪だるまがちょこんと番をしていた。お正月らしく松の枝や南天を飾ってあるところが可愛らしかった。