子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★☆☆☆☆ 泉質★★★★☆ 温度は熱い
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★☆☆☆ 脱衣所にベビーベッド代わりになるベンチあり
子連れ家族のための温泉ポイント
松の湯にも先客が何人かいた。子供連れで地元の人たちらしい。
「寒くなってきたからお風呂にでも入らなくちゃやってけないわよねぇ」なんて会話を交わしている。
子供が入っていたためだろう、水道水の蛇口全開で、かなりぬるまって適温になっていた。
松の湯は五番湯。神経痛と病気の回復期に効くという。
無色透明の湯で、薬のような臭いがする。
薬といっても消毒用のカルキではない。もっと違う、病院の廊下に漂っているような臭いだ。
湯口は木の枠で、お湯の流れを止めるための板がある。基本的に温度調整はこれで行うのだろう。
子供があがってから、水を止めさせてもらった。
10年後の2014に再訪した時には、先客はおらずお湯は熱かった。
ここもひとつ前の竹の湯同様、外壁に「あつい! 熱湯(ねつゆ)に注意」と貼紙がしてある。
「ねっとう」じゃなくて「ねつゆ」の振り仮名が気になる。
そういえば竹の湯では脱衣所にやはり「湯が熱いのでやけどしないようにご注意ください。なお、あとから入浴される人のために湯の出口の板を必ずはめて湯を止めてください」とあった。
やっぱり竹と松はとんでもなく熱いのだ。
笹の湯だけじゃないじゃん。
って、初湯も渋大湯も水で埋めないと入れなかったっけ。
竹と笹が格別熱かった印象があるのは、そもそも加水自体が困難だったからであって。
それに竹の湯の貼紙はよく読むと、湯口の板をはめて湯量を絞った状態がスタンダードだと言うこと。ここにも注目だ。
松の湯は石とタイルの印象だ。
お湯は透明。竹の湯と同じ源泉ミックスのはずだが、こちらはどことなく焦げた硫黄のにおいがする。
あとどこで作ったのか傷が染みた。
うー。
さあ、次、六番湯へ行ってみよう!