子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★☆☆☆ 泉質★★★★☆ 温度は熱い
- 設備★☆☆☆☆ 雰囲気★★★☆☆
子連れ家族のための温泉ポイント
目洗の湯は六番湯。眼病、美肌に効果有り。
建物正面にはやたらと花が飾ってある。
先客が何人かいて、そのうち一組は小さい子供を連れていた。どうも三世代旅行のようだ。おばあちゃんとママと男の子だった。
さらに男湯にパパがいる。
「そろそろ上がるよ」なんて声が壁の向こうから聞こえてきた。
脱衣所で、先に着替えさせてもらった男の子は、一人でさっさと出ていきそうになり、おばあちゃんが笑ってここは出たら鍵がないと戻れないんだよと言った。
お湯はわずかに白濁していて羽毛のような湯の花が大量に舞っている。
臭いは金気臭もあるが土臭い。ちょっとさっきの穂波元湯を思い出す臭いだった。
他の外湯のお湯と違って肌触りのきしきし感がない。
なかなかよく温まる。
ここの浴槽や床の簀の子も木だ。目洗の前に入った神明滝と七操の湯が壁を張り替えて明るい感じになっていたのに対し、目洗の湯は薄暗く、いい色に古びて味があった。
10年後の2014年に来た時も先客がいた。この時は地元の人だった。
地元の人が入っているとお湯は既に適温に調節されているのでありがたい。
だから意外と昼間よりも夜の方が混んではいるけれど入るのに苦労はしない。
浴槽と床が木製。壁はタイルで一部がレンガ。
目洗の湯の特徴は白い湯の花がいっぱいあること。湯の花が多いと温泉らしい気分が味わえる。
お湯のにおいはシャンプーの香料に負けてよく判らなかった。
地元の人たちはお湯を汲んで髪を洗いながら、今日は午後から雨が降ったので涼しくなったねなんて世間話をしていた。
この時間に一人で回る女性は珍しいのか連れはどうしたのと聞かれて、もう寝ちゃったと答えると可哀想にと同情されてしまった。
外に出ると湯本旅館の前あたりには小さな夜の縁日が出ていた。
黄色い街灯に照らされて敷物の上に長テーブルがいくつか並べられ、輪投げやゲームができるようになっていて、親子連れが何組か遊んでいたけれど、不思議と静かだ。
さあ、次、七番湯へ行ってみよう!