草津温泉 草津舘

貴重な独自源泉所有、湯畑前の気さくな旅館

  • 所在地 〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町大字草津419 TEL 0279-88-2027
  • 公式サイトURL http://www21.cx/932-kan/
  • 泉質
     酸性・含硫黄―アルミニウム―硫酸塩・塩化物温泉(酸性低張性高温泉) 源泉名: 若乃湯
     酸性・含硫黄―アルミニウム―硫酸塩・塩化物温泉(酸性低張性高温泉) 源泉名: 白旗源泉
  • 日帰り入浴受付時間 11:00~16:00
  • 日帰り入浴料金 一人800円(和風村手形使用で700円)
  • 設備等 男女別内湯
  • 宿泊者優先のため、日帰り入浴できない日もあります
  • 私が旅行ガイド<たびねす>で草津舘を紹介した記事 老舗旅館を手形で湯めぐり!「草津温泉 和風村」の楽しみ方
お得情報草津温泉湯めぐりに便利な草津温泉共同浴場マップも併せてご利用下さい

[2016年10月のデータ ただし日帰り温泉受付時間、入浴料などは2017年3月のデータ]

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  • 温度★★★☆☆ 泉質★★☆☆☆  温度は適温熱め、泉質は酸性なので少し注意
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所にベビーベッド代わりになるベンチあり

草津温泉 草津舘の温泉動画【23秒】

草津温泉 草津舘 体験レポート

草津舘の女湯
草津温泉 草津館の女湯浴室。手前の浴槽が白旗源泉で、奥の浴槽が若乃湯源泉。

 場所が草津温泉街の中心・湯畑の上流で、共同浴場の白旗乃湯御座之湯の間に挟まれている・・・ということは、草津でも一番の特等席に建っていると言ってよい。おまけに湯量は豊富な草津でも自家源泉持ちは少ない中、貴重な独自源泉を所有していて、おまけにステイタスとも言える白旗源泉までも引いている。

草津舘の外観 草津舘の玄関と猫
草津温泉 草津館の外観と玄関前のにゃんこ。外観全体の写真はクリックで拡大。

 こうなると、とんでもない高級宿なんじゃないかと思えるが、全然そんなことはなかった。これがまた不思議にも気さくで親しみやすい。なにしろ玄関前では素知らぬ顔で猫が寛いでいる。目が合うと、こちらをじろっと眺めて去っていってしまった。飼い猫なのか野良なのか。

草津舘の館内 草津舘の休憩スペース
草津温泉 草津館の館内。窓際の写真はクリックで拡大。

 和風村の手形で日帰り訪問したが、受付をしてくれた女将さんかまたフレンドリーで話しやすい。廊下の窓のすぐ下に自家源泉が湧いているので、わざわざ窓を開けて見せてくださった。長方形の槽があり、横から出るパイプから源泉が注入されているよう。ほぼ透明だが僅かに白い湯の花。本当に敷地内でそのまんま湧いているんだね。お風呂までの距離の近さが嬉しい。

草津舘の自家源泉・若乃湯源泉
草津館の廊下から見える若乃湯源泉

 浴室は今は男女ともに誰も入っていないということで、先に女将さんが自家源泉の温度を調節に行ってくださった。熱いかもしれないからと。

草津舘の独自源泉・若乃湯の源泉槽
窓の下に湧く草津舘の自家源泉 若乃湯

 男湯とは浴室の作りが少し違ったようだが、男女ともに大きめの若乃湯の浴槽と、小さ目の白旗乃湯の浴槽がある。どうも以前は若乃湯100%のお風呂は女湯のみだったようだが、今は男湯も条件は同じらしい。ちなみに露天風呂は無い。浴室内は湯気が籠っていて、まるでミストサウナのようになっていた。

草津舘の脱衣所 草津舘の脱衣所の入浴心得
草津温泉 草津舘の脱衣所と脱衣所に貼られた入浴心得

 体を入れる前に手だけ入れて温度をみたが、どちらも既に適温になっていてそれほど熱くはなかった。入り比べると、白旗はマイルドなまとわりつき感がある。色はほんのり微白濁。桧風呂なので浴槽の縁の部分が毛羽立っていい感じにまるまっている。天鵞絨みたいな手触りが好き。

草津舘の男湯 草津舘の湯口
草津温泉 草津舘の男湯浴室全体と女湯浴室の白旗源泉の湯口。男湯浴室の写真はクリックで拡大。

 一方、若の湯はほぼ透明だが、ガラスを通したようなわずかな霞みあり。粉のような湯の花が隅の方に浮いていて、とにかく鮮度感を感じる。ストレートにしみこんでくると言うか、白旗に比べて直接肌が吸い込んでくるような感じがある。

草津舘の男湯の白旗源泉
草津温泉 草津舘の男湯の白旗源泉浴槽

 思わず両方の湯船を行ったり来たり。他に誰もお客さんがいないからできたことだが、落ち着きが無いと思いつつも、何度も出たり入ったりしてしまった。やっぱり一つの浴室に二つの源泉のお風呂があると妙に楽しいね。それに若乃湯は他の宿や共同浴場では入れないと思うと、ちょっと贅沢な気分も味わえるのだ。