先に二日町共同浴場から行った場合は、そのまま駅を通り過ぎて上山城周囲に向かうことになる。
この方が効率的ではあるが、不安もある。
それは寿荘を出たこの時点ですでに時刻が3時を回っていたので、全部回っていたら相当外が暗くなるのではないかというものだ。
かみのやま駅を出るタイムリミットは6時5分。
電車が一時間に一本しか無いので、これを逃すと次は7時15分になってしまう。
12月なので暗くなるのは早い。でもって暗くなってから駅周辺ではなく駅から遠い裏道にあるような共同浴場にたどり着いて発見できる自信がない、私には。
一方、先にお城周辺の共同浴場をぐるぐると回って最後に駅より先にある二日町共同浴場に行こうとした場合、たぶん時間が無くて二日町共同浴場はロストする。そんな気がする。
で、いろいろ迷った結果、暗くなってからうろうろする危険を回避して、効率が悪かろうと新湯まで戻ることにした。
ひたすら国道の長い坂道を登って、脇道に入り春雨庵の横を通り、
新湯共同浴場を過ぎ、駅前から伸びる新湯のストリートまで戻ってきた。
しかしここでまた道に迷った。
迷ったというか、湯町方面に曲がる曲がり角を見逃してしまったらしい。
気が付くと曲がり角がある方角が山の斜面のようになっていて、絶対行き過ぎてしまったと思い少し戻った。
観光マップをよく見ると曲がり角に足湯があったのでようやくわかった。ここが湯出坂という坂で、この道をまっすぐ進めば道沿いの右手に湯町共同浴場があるはずだ。