秋葉の湯を上がったのが6時45分ごろ。
まだ朝食までには時間がありそう。となると・・・次の目的地は新田の湯かな。
新田の湯も一度入ったことがあるが、とても混んでいた。
夜で、地元の家族連れなどたっくさん来ていて賑やかだった。
あれはあれで楽しかったけど、ゆっくり入ってみたいな。
というわけで今度は坂を下って新田の湯へ。
新田の湯はバス停のある車道から一本入った用水路沿いにある。
誰もいない。独り占めできそう。
ここは外から見ると二階建てで、もちろん外階段が付いていて一部は二階として使用されているのだろうが、浴室部分は二階建ての高さに天井がスポーンと高くなっていて見上げると開放感がある。
手前の角を丸めた長方形の浴槽があるだけのシンプルな浴室だが、洗い場の床は新しいものなのか、かなり綺麗だ。
お湯はそんなに熱くなかった。
ここも水道水だけじゃなくて冷泉が引かれているみたいだ。冷泉と書かれた札を下げた蛇口が湯口の隣にある。
少しひねってみる。
わずかに濁りがあるかな。ほぼ無色透明。すっきりしたお湯。
ライオンかなにかの顔なのかな、湯口は。
析出物が大きなひげのように成長しちゃってもとの姿がよくわからない。
誰も入ってこなかったので独り占めを楽しんだ。浴槽の縁に両腕を乗せてその上に顎を乗せてのびのびしたり、仰向けになって天井を見上げたりした。
今回一番ゆっくり入ったのがここ。
上がると、入浴客じゃなくて洗濯の人が一人来るところだった。
地元の女性でスーパーのがさがさ袋のようなものを手に、洗濯湯に入っていった。
本当に野沢温泉は今も地域の生活にお湯が使われている。