2.ハンモックふたつ
パパが荷物の中からハンモックを出してきた。
それを見てyuko_nekoさんはあまりにコンパクトなのでびっくりしていた。
何しろただのロープの固まりだから、紙の箱に入って両手の平に乗るくらい。
だださんとパパが両端を木に縛り付けてみた。
ロープ一本とってみても、がっちゃんの自立式ハンモックよりよほど華奢だ。本当にこんな簡単な作りで大人の体重を支えることができるんだろうか。
でもちょっと面白そう・・・と思ったので、一番先にトライしてみた。
中央に腰掛けるように座って、それから両足を持ち上げる。
おおっ。
気持ちいいじゃん。
風通しが良くて、緑の梢が見える・・・。
こりゃあいいや。
昨夜、スクリーンタープの中で、「酔って乗ると気持ち悪くなる」と言っていただださんや晶さんも試してみて、なるほどこれはいいとみんなで顔を見合わせた。
たぶん空が見えるのがいいんじゃないか。
ということで、自立式ハンモックもタープから出して、アメリカ製ハンモックの隣に据え付けた。
この二つはそのまま子供たちのブランコにもなった。
さて、またもや朝からうだーうだーと何をするでもなくテーブルの周りに適当に座ってあれやこれやおしゃべりばかりしていた我々だが、とりあえずどこかみんなで温泉に行こうということに決まった。
えんぴつさん、消しゴムさん、紺碧七さんは1泊だけの参加なので、温泉までは一緒に入り、それからお別れすることになった。
しかし、どこに行くかでまたもや全員で優柔不断状態。なぜなら・・・
お湯遣いの悪いところは嫌だ
ここから近いところが良い
お値段も安い方がいいな
できればまだ入ったことがない温泉
評判悪いところには行きたくない
連休の真ん中だから、宿泊客中心の旅館は避けた方が良さそう
暑いからぬるいお湯に入りたい・・・
要するに、あまりにもみんなの出す条件が多すぎて、クリアする施設が存在しないのだ。
昨日我が家は
諏訪の湯に入っているし、yuko_nekoさん一家は
湯テルメ谷川に、えんぴつさんと消しゴムさんは水上温泉の藤屋に入っている。
みんなで行くならそれは外したい。
宝台樹から一番近いのは
宝川温泉か藤原温泉郷の嶺久館だろうとだださんが言う。
宝川温泉は良いのだが料金がネック。
我が家は紅葉の時期に入ったことがあるが、景色とぬるさは申し分ないものの、家族連れで入るとお財布への打撃は大きい。
いろいろ話し合った末、結局宝川温泉に行くことにした。
晶さんやえんぴつさんたちも未湯で、興味があるというので。