かなり長湯をしたつもりだったが、上がってみるとまだ誰もいなかった。
休憩室の自販機で飲物を買ってしばらく待っていると、二人とも出てきた。
がっちゃんはお風呂上がりはマッサージチェアでリラックス。
マッサージ師が休みで可哀想と言えば可哀想。
yuko_nekoさんから添付画像入りのメールで、子供たちが仲良くやっていると報告してくれる。
返信にがっちゃんがマッサージチェアに乗っている画像を送った。
あと、プールの後に合流して
蕨温泉に行くのはどうかなと、がっちゃんが提案してくれた話も。
「あ~いいね~それは嬉しい」とyuko_nekoさんは二つ返事で了承してくれた。
その後はyuko_nekoさんからレナがアイスを食べて顔中アイスまみれになっている画像が送られてきた。
一方こちらはお風呂上がりでお腹が空いている。
もう時間も2時半になろうとしている。いくら朝食が遅めだったとはいえ限界だ。
「
あけびの湯の食事はそんなに期待できない感じ」とパパが言った。
「だから外へ出て蕎麦屋を探そう。蕎麦を食べたい気分なんだ。この辺と言えば蕎麦だろう?」
蕎麦と言うより栗という気がするが(小布施の名産は栗)、まあ長野県だから信州蕎麦か。
そこで我々は外へ出た。
「小布施の町中で蕎麦屋を探すか、山を登る方向へ行ってみるか」
おぶせ温泉あけびの湯で入手した小布施の観光マップには、蕎麦屋の印がない。何しろ一番目立つように書かれているのが、栗関係、和菓子屋などだから。食事処は和食もイタリアンも区別無く、どこが蕎麦屋だかわかりゃしない。
・・・さすが小布施だ。
って、そんなところに感心していてもしょうがない。
三人が三人とも山を登る手前、というか、登り掛けたところに大きな蕎麦屋を見たと言って、結局町中ではなく山の方を目指すことになった。
信州高山温泉郷の方へ登る道は二本ある。
県道66号線と、54号線から112号線に続く道だ。
小布施から行けば66号線の方が近い。
黙って66号線を登った・・・が、しかし、どこまで行っても蕎麦屋は無い。
いくらなんでもこんなに上の方じゃ無かったぞと思っているうちに、なんと
山田温泉まで登ってきてしまった。
まあいい。
こうなったら山田温泉の蕎麦屋で食べることにしよう。
温泉街に一軒ぐらいは蕎麦屋があるはずだ。