5.道の駅信越さかえ
さて、松代町へ行く途中、どこか一ヶ所立ち寄りで温泉に入るとして、大本命だった
百合居温泉にいきなり振られてしまったわけだが、で、どこにする?とパパに聞かれても、実は即答できないほどダメージを受けていた。
野沢で朝もまだ降り続いていた雪は、温泉街を抜けてからすぐにおさまり、今は灰色の空から時々陽がのぞく。
この先天気予報では雪また雪。
パパ曰く、もしかしたらお日様が望めるのは今日だけかもしれないとのこと。
「露天風呂に入りたい」
「・・・露天風呂ですか」
117号線はまもなく新潟に入る。
このルート上にある温泉というと、takayamaさんお勧めの田中温泉か、うつぼさんお勧めの宮野原温泉・・・お湯のことばかり考えて露天風呂の有無はチェックしていなかった(後で知ったが田中温泉には露天風呂があった)。
どうだろう・・・パパ好みの豪快で勇壮な景観の露天で雪見風呂ができて、かつ新潟最初の温泉として絶対後悔しないような泉質と湯遣いの温泉というと、この辺りでどこを選んだらよいのだろう。
秋山郷方面に行くとなるとやはりそれなりに距離があるし、
ゆくら妻有は火災消失で再建中だし、地図にはいくつも温泉が記載されているがどこも決め手に欠ける。
長野と新潟の県境にある道の駅信越さかえで、ちょっと聞いてみることにした。
パパが車を降りて聞きに行く。
お勧め温泉はどこですか? と。
返ってきた答えは、グリーンピア津南や中条のトマトの国にも露天風呂はありますよ、でも一番のお勧めは何と言っても
松之山。
やっぱり松之山かなぁ。
松之山はこの辺りで一番行きたい温泉地だが、宿泊先の松代町に近いので何も今日行かなくてもこれから何度でも機会があると思って除外していたのだ。
でももし青空が見えるのが今日だけなら、松之山に行くのがいいかも。
よし、決まり。
松之山にしよう。
道の駅信越さかえで、鍋用の地物きのこ類を買い出して、松之山を目指すことにした。