原町温泉 ゆくら妻有

地域農産物等活用型総合交流促進施設の日帰り温泉

  • 所在地 〒949-8441 新潟県十日町市芋川乙3267番地 TEL 025-763-2944
  • 公式サイトURI http://www.nakasato-21.com/yukura2/sisetu/
  • 泉質 ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
  • 設備等 男女別内湯、男女別露天風呂、大広間休憩室、有料休憩室(2時間2千円)など
  • 日帰り温泉入浴料 大人600円、小人(小学生以下)300円、3歳未満無料
  • 営業時間 午前10時~午後9時(最終受付午後8時半)
  • 定休日 水曜日(祝祭日の場合は前日) 年末年始・GW・お盆は無休
[2005年7月のデータ ただし入浴料・営業時間・定休日は2016年1月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★☆☆ 泉質★★★☆☆   湯温は気持ち熱め、塩分が濃いので長湯に注意
  • 設備★★★★★ 雰囲気★★☆☆☆  脱衣所にベビーベッド有り、大広間休憩室有り

原町温泉 ゆくら妻有 体験レポート

ゆくら妻有の外観 ゆくら温泉のバス停
ゆくら妻有の外観とバス停

 越後の緑濃い夏の里山。車窓からは蝉の声。走っている道は国道353号線。
 以前、冬に立ち寄った清津峡小出温泉のある方角だ。
 時折小さな棚田がある。
 この辺りでは、平野部ではなく不便な山あいでも稲作をしている。
 そしてこの道沿いにもいくつも温泉、鉱泉、湯治宿の看板が出ている。
 今日立ち寄る予定の温泉はこの道が信濃川にぶつかる少し手前、ゆくら妻有というところだ。
 ここは中里地域の交流促進施設。一度火災で焼失したが、この4月に再建されたばかり。

 川の向こうにそれらしい建物が見えてきた。
 なかなか判りやすい。
 三角屋根の施設で、源泉直送のキャッチコピー。
 入り口を入ると一瞬油臭を感じたが、施設が新しいのですぐに建物の木の香りに変わった。
 待ち合わせのための休憩室を確認して、真っ直ぐ浴室の暖簾を潜る。
 あちらこちらに洗ってから入りましょうとか浴室での歯磨きは禁止ですとか張り紙があるが、ここの変わっているところは、それらが施設からのお願いではなく「お客様からお客様へのお願い」とされているところだ。
 他のお客様が気持ちよく入れるように、お客様である自分も気をつけようというコンセプトはなかなか良い。

ゆくら妻有の内湯 ゆくら妻有の洗い場
ゆくら妻有の内湯と洗い場

 昼時前、まあまあの混雑。
 ちゃんと脱衣所にはベビーベッドなどもある。
 ガラスのドアを開けて内湯、そして奥に小さめの露天風呂が見える。

 松之山辺りの温泉では、だいたい施設の中にも灯油のようなすごい臭いが漂っているので、ここもそうかと思ったが、脱衣所まではあまり臭わなかった。
 それが、浴室にはつんと立ちこめている。
 力強くクリアなオイルの臭い。
 幼稚園の娘が「ラベンダーの匂いみたい」だと言った。
 なるほど、言われてみれば。

 透明感のある黄緑色のお湯は少し熱めで子供たちは入るのをためらった。
 浴槽内の温度ではなく湯口の温度だと明記された温度表示計は46.5度。
 露天風呂の方は50度を超えている。
 「気持ちいいよ、入っておいでよ」
 飲泉不可となっているけど味見してみるとうわっ、松之山温泉の凌雲閣を思い出す凄い味。
 塩味の強すぎるチーズみたい。

ゆくら妻有の露天風呂 ゆくら妻有の休憩室
ゆくら妻有の露天風呂と休憩室

 新潟の塩分の多いお湯はどっかりと体力を消耗する。
 出たり入ったりを繰り返しているうちにぐったりと疲れてしまった。
 露天風呂の湯口のそばに水道のひねる部分だけがついている。ここにも「他のお客様のために加水は必要量に」といった張り紙があるが、ひねるといったいどこから冷水が出るのだろう??
 他のお客さんの姿が無くなってからこっそり試してみた。
 源泉の出る湯口の水量がその分増えた。
 なるほど、加水するときはミックスして出て来るんだ。

 塀が高く、露天風呂からの景色は特に何が見えるでも無いけれど、吹きすぎていく風がいい気持ち。
 露天風呂から内湯側のガラスの仕切を見ると、そこに夏の青空と入道雲が写っていた。

近隣の子連れ遊び場情報

  • 津峡渓谷トンネル(見晴らし所の他、トンネル内で清津峡をビデオやパネルで紹介している)
  • 石内丸山スキー場(いし丸くんキッズパークというキッズゲレンデあり)
  • 津南ひまわり広場(ひまわり開花シーズンのみ ひまわり迷路や出店など 旅行記「がんばれ新潟 古民家で過ごす夏休み」に遊んだ記録有り)