この時点で半端にも11時過ぎ。
みんなで待ち合わせているのは12時に
大滝乃湯の駐車場。
ぶらぶらと湯畑を散策しながら西の河原公園駐車場に戻った。
今日も朝から
白旗の湯は人の出入りが激しい。
湯畑横にある足湯にも観光客がいっぱい。
ちなみにこの足湯は元々松の湯という共同浴場のあったところだ。松の湯が独自源泉だというのは先日シバクさんに教えていただいた。
白旗の湯の近くには湯もみのデモンストレーションを行う「踊りと湯もみショー」の会場がある。こちらも実は熱の湯という独自源泉だ。
万代鉱や湯畑源泉もいいけどこうした貴重な独自源泉を足湯やショーのみに使用して捨ててしまうのはあまりにも惜しいと思うのは私だけだろうか?
今回の草津の旅で、私は療養泉としての草津の役割を知り、新たな疑問もいろいろと湧いてきた。
駐車場は区切りの時間を少々オーバーしていたが、係りの人はサービスしてくれた。
しゃくなげ通り、ベルツ通りを通り、草津の外周をぐるっと一回りして、大滝乃湯の駐車場に着いたのが11時半頃。
「こんにちはー」
既に義満さんが待っていた。
しばらくして、ターさんの運転する車でだださんもあらわれた。後部座席にはターさんのお嬢さん、Mちゃんが乗っている。Mちゃんはカナと同い年の小学三年生。去年の秋、
四万たむらに泊まったとき一緒に遊んだ。
「あのね、私背の順で前から三番目なんだよ」とMちゃん。
うっそーと思う。
カナと並ぶとMちゃんはカナよりずっと背が高い。カナもクラスで前から三番目だ。
「よっぽどMちゃんのクラスは背の高い子ばかりなんだね」
「そうでもないよー」
以前はかなり構えていたところのある彼女だが、今日はずいぶん打ち解けている。カナやレナと遊ぶのを楽しみに待っていてくれたらしい。
実はだださんとターさんたちも私たちと入れ違いに
地蔵の湯に入ってきたところだった。
このところ晶ちゃんに付き合って草津に来てはあちこち共同浴場を廻っているだださんが、
「地蔵があんなに白くて温いなんて許せない」と言っていた。
やっぱり今日の色と温度は特別だったらしい。
もう一人のメンバー紺碧七さんは遅くなるというので、時間湯を終えた晶ちゃんが戻ってきたところでランチの予約を入れた店に向かうことにした。