5.清流荘へ急げ
さて、こんにゃく三昧でゆっくりしてしまったので、時間があまりなくなってしまった。
下仁田温泉清流荘の立ち寄り入浴終了時間午後2時半まで。あと45分しかない。急げ急げ。
看板にしたがって曲がると予想外に細い道。
最後に坂をちょっと下りて、駐車場に車を停める。橋が架かっていてその向こうが旅館の建物だ。紅葉に混じって寒桜。よく女性誌などに泊まりたい宿として出てくる割には鄙びた外見だ。
どこが受付だろうと思いながら入っていくと、中は以外に真新しい。立ち寄りは露天風呂だけですけどよろしいですか?と言われる。もちろん結構です。
ところでその露天風呂はどこ?
敷地が広そうで迷う。えーと、出て左?
朱塗りの橋がかかった大きな鯉の池などある。離れになっているのは休憩室だろうか。お泊りでのんびりしたい感じの宿だ。
露天風呂の入り口は巨石を組んであってびっくりする。パパと入りたいというレナをなだめながら女湯の岩をくぐった。
写真で見ていたより小さく見えた露天風呂だが、雰囲気はとてもよい。川沿いだが川はよく見えない。むしろ脱衣所になっている木の東屋から庭の紅葉など見えて、それが絵になる。
先客が一人いらしたが、すぐあがってしまわれた。
お湯はごくわずかに霞んだような濁りがあるが透明。今回の旅では初日の
老神温泉東秀館、昨日の
温川温泉白雲荘で見たようなあんな感じだ。
臭いはごく淡くてほとんど感知できない。味もミネラルウォーターみたい。温度はぬるめで子供たち好みだ。湯の花ちらほら。湯口のところは岩が赤く染まっている。
にゅるにゅるとかきしきしとかはしないけど、湯上りは肌もかなりすべすべしているよ。