子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★★ 泉質★★★★★ 湯温は温め、泉質は特に刺激なし
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★★★ 脱衣所は吹きさらしなので赤ちゃん連れには少々難易度が高い
子連れ家族のための温泉ポイント
下仁田といえば葱とこんにゃくなのである。
実際に訪ねてみると、知名度は全国ネットだが小さな町だ。
国道が町外れをつっきっていて、季節であれば道端で青々とした葱を並べて売っているところを見ることができるだろう。北に妙義、西に荒船、桜に紅葉、ICからも近く、近くにハイキングコースもいろいろあったりする。
清流荘は下仁田の中心から南へ入ったところ。稲含山や奥栗山渓谷といった見所への道すがらだ。鏑川沿いの国道に表示も出ていて迷わない。
ここは敷地の広さや自給自足の食材で知られている。入り口を入って迷いそうになったが、それもそのはず東京ドーム二つ分も広さがあるらしい。
部屋数は12室と決して多くはなく、しかもその半分が離れだ。そんなことを聞くと、泊まってのんびりしたらさぞや贅沢な気分が味わえるだろうなと思う。
妙義の紅葉も終盤に差し掛かった11月の初旬、清流荘を訪れた。
看板にしたがって曲がると予想外に細い道。
最後に坂をちょっと下りて、駐車場に車を停める。橋が架かっていてその向こうが旅館の建物だ。紅葉に混じって寒桜。よく女性誌などに泊まりたい宿として出てくる割には鄙びた外見だ。
どこが受付だろうと思いながら入っていくと、中は以外に真新しい。立ち寄りは露天風呂だけですけどよろしいですか?と言われる。もちろん結構です。
露天風呂の入り口は巨石を組んであってびっくりする。パパと入りたいという次女をなだめながら女湯の岩をくぐった。
写真で見ていたより小さく見えた露天風呂だが、雰囲気はとてもよい。川沿いだが川はよく見えない。むしろ脱衣所になっている木の東屋から庭の紅葉など見えて、それが絵になる。
先客が一人いらしたが、すぐあがってしまわれた。
お湯はごくわずかに霞んだような濁りがあるが透明。今回の旅では初日の老神温泉東秀館、昨日の温川温泉白雲荘で見たようなあんな感じだ。
臭いはごく淡くてほとんど感知できない。湯口のお湯の味もミネラルウォーターみたい。温度はぬるめで子供たち好みだ。湯の花ちらほら。湯口のところは岩が赤く染まっている。
にゅるにゅるとかきしきしとかはしないけど、湯上りは肌もかなりすべすべしている。しかもこの効果は数日続いた。
下仁田温泉清流荘…ここでの後悔が一つある。
どこかで飲泉できたと思ったが…とちらりと頭を掠めたが、カランの一つが源泉だと知ったのは帰ってきてからだった。
露天風呂の浴槽では特に泡つきなど無かったが、源泉はそうとうしゅわしゅわするのではないだろうか。同じ群馬の滝沢温泉滝沢館の源泉のような味をイメージしているのだが、どんな味がするのか、
飲んだことがある方はぜひ教えてね。