上の画像は雪の幼稚園の先生と子供たちのようす。 下の画像はキッズスキースクールのようす。 どちらも子供専門としてかなり丁寧にいろいろ教えてくれる感じだ。 けれどカナは、レンタルしてきた板とブーツもはいてすぐ脱いでしまった。痛いし怖いと言って、嫌がる。 …無理強いしても仕方ないし、今回はスクールは諦めることにした。 出かける前から風邪気味だったが少し悪化しているのかも。 スクール用に囲ってあるスペースに、空気で膨らませた遊具などもある。スクール生以外立ち入りを禁じている風でもなかったので、レナを入れて遊ばせてみた。他にも何人か子供たちがいて、みんなで乗っかったり押したりして遊んでいる。 ちょっと元気のないカナ。 かたしな高原スキー場にも、草津国際スキー場で見たような、ソリ用のエスカレーターがある。草津はソリ一台500円だったが、こちらは一台1,000円、二台で1,500円と少し高め。でも草津で味を占めた我が家は早速チケットを購入した。ソリを歩いて引き上げるのは簡単だが、それに子供が乗ったままだと話は別だ。子供たちは乗ったまま引き上げてもらいたがるに決まっているので、このスノーエスカレーターは病み付きになる。 ところでこのスノーエスカレーターの終点辺りで機械油の臭いがするのだが、なんだか昨日入ったまえばし駅前温泉ゆ~ゆの臭いによく似ているなぁ(温泉中毒気味) ソリ遊びを始めたら、カナも夢中。何度も何度も楽しそうに滑っていた。 お昼はゲレンデのレストランで。こういうところにもミッフィーを沢山飾ってある。職員も全てミッフィー柄のエプロンで統一だ。メニューは麺類と丼もの、カレーと取り立てて特徴のあるものではないが、値段が良心的でボリュームが凄い。なかなか隅に置けないかたしな高原スキー場。 それにしてもここはファミリーが多い。ターゲットを絞っているのはキャラクター物を使っていることからも判る。比率は大人と子供が同数くらいだ。こんなスキー場はなかなかない。 いつもなら、3時過ぎるまで帰りたがらない我が家の娘たちだが、2時にもう、カナは帰りたいと言い出した。足が痛いと言う。レナはまだまだ遊びたいようだったが、撤収準備。 帰りがけに寄る温泉はここにしよう。幡谷温泉 ささの湯。 前からちょっと目をつけていたが、昨日のオフでもみんなにここは良いと太鼓判を押された。他にも良いところをいくつか教えてもらったが、休憩室も有り、片品からの距離も11キロと遠すぎないので結局ここに決めた。 宿泊もできる施設だが、日帰りが中心らしい。民宿といったたたずまい。 元マタギの主が熊と戦い負傷して、自分の畑の湧き水を風呂に使ったら傷が癒えた。そこで掘ったら温泉が出るのではと思い掘ったところ確かに湧いて出たのが弱アルカリ性のこの湯で、内湯、露天風呂と掛け流している。 内湯は男湯が鉄平石風、女湯が緑がかった石でできている。 洗い場は、シャワーの湯ももしかしたら源泉?という感じだ。 露天風呂は川沿い。もうちょっと雪があれば、最高の雪見風呂だったろうと思われる。 源泉温度は40度台とまことに適温で、内湯は気持ち熱め、露天風呂はかなりぬるめだ。平日でも数台の車が入っていて、客の大半は内湯にいた。 おかげで露天風呂は完全貸切状態で、たまにやってきた人も、「ぬるすぎるわー」と言ってさっさと退散してしまった。 湯は軽いにゅるにゅる感があり、あとは無色透明無臭で強力な個性があるといった感じはしない。たまーに細かい湯の花が見える。内湯には飲専用にプラスチックのコップがおいてある。味は癖のあるミネラルウォーターといったところ。 ぬるいせいかのぼせず、いつまでも入っていられる。ぬる湯好きの子供たちは大喜び。元気の無かったカナも、レナと二人夢中でごっこ遊びに興じている。 露天風呂は石のカエルの置物があるぬる湯の湯口と、木製の熱い湯の湯口とあって、熱いほうがにゅるにゅる感が強いような気がする。特に何があるわけでもないのだが、自然いっぱいの景観と、癖になりそうな優しい湯で、ついついのんびりとしてしまった。 子供たちもあまり楽しそうに遊んでいたので、ふと時計を見ると、露天風呂だけで20分も費やしていた。 上がって休憩室で子供たちはリンゴジュース。 肌はパウダーをはたいたようにさらさらだ。亀沢温泉にもちょっと似た感じ。 ここでまたカナが、早く泊まるところに行きたいと言う。どうも様子が変だなぁ。 高速に乗り、渋川を経由して榛名山を登り始める。 今日は榛名湖泊ではなく、伊香保に宿を取った。伊香保に泊まるのは初めてだ。 宿の駐車場に車を停めて、カナを下ろすと「寒い寒い」と連発。おでこに手を当てると熱い。熱があるようだ。 ソリや温泉では元気だったけれど、スキーをやりたがらなかったり、早く帰りたがったのはやっぱり体調が悪かったからだったんだ。 部屋に案内されて、とりあえず暖房の前に連れて行く。それから座布団を二枚並べて寝かせ、掛け布団をかける。宿の人も子供用の常備薬があるから必要ならお持ちしますよと言ってくださる。 カナはすぐうとうとし始めた。 カナが寝ていてもレナは騒がしい。少し外に連れ出すことにした。 伊香保といえば石段街。 織田信長が天下統一を目指した長篠の合戦の翌年に作られたという歴史の長いストリートなのだ。湯元(今の伊香保露天風呂のそば)から温泉神社まで湯を引き上げ、石段を作って中央に湯桶を伏せさせ、当時から今まで、左右の旅館等に流している。 小間口(小満口)と呼ばれる石段にある窓のようなところからは、実際に流れている伊香保の湯を見ることができる。 景色ばかりじゃなくて、階段に立っているレナも撮ってね。ほら、にこにこってするから。いっぱい撮ってね。 ちょっと雨がぱらついてきたので、小間口までは行かれなかった。 でも黄昏時の石段街は不思議な雰囲気。街灯に照らされた階段には、他に誰もいないよ。 宿に戻り、夕食が部屋に運ばれるとカナが目を覚ました。 少しだけ食べて、お風呂に行きたいと言う。 熱があるからやめた方がいいと言っても、寒いのでどうしても入りたいと言うので連れて行った。大人しく入って、すぐまた寝てしまった。 それからレナもパパとお風呂。 湯気が凄くてとても浴室は撮影できない。というか、撮っても何もうつりゃしない。 レナ、湯気を抜くためにちょっとドアを押さえていてね。 は~いパパ。判りましたー。 昼寝をしなかったレナも、お風呂上りはばたんきゅー。 パパは一人、ちょっと石段街へ散歩に。 レナと一緒だから途中までしか登らなかった私と違って、上まで行ってきたらしい。 人っ子一人いない石段街。 カラフルな民芸品屋。 小間口も撮影。伊香保の赤濁り湯が奥から手前へ流れてくる様子がライトアップされている。 カナの様子が心配だ。明日には元気になっているだろうか。 つづく |