3.鳥居をくぐって赤城山へ
今回の旅の目的はもうひとつあった。
佐野厄除け大師にお札を返しに行くのである。
毎年この時期には、我が家は栃木または福島の温泉宿に泊まり、帰りにJA安佐の苺畑で苺狩りをして、佐野厄除け大師にお参りするのだ。去年もそのパターンで、
川俣一柳閣に泊まった後、苺狩りをして厄除け大師に寄った。そのとき頂いたお札を返さなくてはいけない。
途中に寄る温泉を調べておいてと言われたが、佐野の近くまで行くと本当に適当な温泉が無い。
赤城でもいいよと言われ、それなら
赤城温泉総本家。前回の榛名湖旅行で初日に行こうとしたものの、振られたあそこだ。
時間があったら群馬フラワーパークや道の駅大胡に寄りたいようないい天気。でも今日は5時前には佐野厄除け大師に着かなくてはならない。一風呂浴びたらさくさくと移動せねば。
道の正面に立つ大きな鳥居をくぐり、真っ直ぐ赤城山の南面を登っていけば、宮城温泉と書かれた温泉付き分譲地の看板。宝くじが当たったらパパは群馬に別荘が買いたいと昨日言っていたけど、こんなところ、いいかもね。
そして、前に霧の中訪ねた
滝沢温泉への分岐を過ぎて、忠治温泉の横を通る。
赤城温泉はかなり上の方なのだ。
最後の分岐は右へ行けば赤城山頂、左は赤城温泉。しかし山頂への道は通行止めになっている。もう雪は無いだろうに
行き止まりで赤城温泉。最初に見えるのが赤城温泉ホテルで、その先に目指す総本家や湯乃沢館があるらしい。
駐車場に総本家の看板があるのだが、思わず絶句するようなオンボロぶり。もしかして半出来温泉に続き、またまたB級系なのだろうか。不安が胸をよぎる。いや、自分はB級でもいいのだが、最近パパはB級が苦手らしいので。