子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★★ 泉質★★☆☆☆ 湯温は適温、泉質は刺激はないが塩分が強いので長湯に注意
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★☆☆☆☆ おむつ児の入館はお断り。休憩室、食事施設あり
子連れ家族のための温泉ポイント
東京に天然温泉が湧いているというと、意外に思う人もいるかもしれない。
だが実は、東京23区内は、ほぼどこを掘っても温泉が出ると言われ、実際に掘削される際も事前調査を必要としないらしい。
都内で出る温泉には色が着いているものが多く、真っ黒な温泉もあるが、ここ板橋温泉は濃い黄色だ。
旅先では必ず温泉を探して入りに行ってしまう我が家だが、地元東京の温泉に入ることは少ない(案外そういう人、多いでしょう)。そんな中、この板橋温泉スパディオだけは3度ほど訪問した。
受付にシャワーキャップや髪を留めるゴムなどご自由にお持ちくださいと用意されているのが女性には嬉しい気遣いだ。
脱衣所にベビーベッドが無いのが少々難あり。
かなり頻繁に清掃しているようで清潔度は申し分ない。
内湯は広いシンプルな浴槽が一つと、多彩なジャグジー浴槽(こちらは温泉ではなく水道水を沸かしたもの)。
昆布出汁系の臭いもあるが、少しカルキ臭が強い。湯温はそれほど高くないが、塩分のせいかすぐのぼせてしまう。
肌触りは入浴中にわりとすべすべする感じ。
露天風呂は屋根のついたシンプルな岩風呂がひとつと、ジャグジーになった丸い浴槽が一つだ。どちらも温泉が張られている。
露天風呂の湯はほとんどカルキ臭のようなものが感じられないのが嬉しい。
シンプルな浴槽は薄い機械油のような臭いが、ジャグジーの浴槽はゴムの焦げたような臭いを感じる。全て同じ源泉だと思うのに、使い方で少しずつ強調される臭いが違ってくるのだろうか。
もともとの泉温が39.2度とぬるめの湯としては適当なのでか、どの浴槽も熱すぎないのが良い。とてもよく温まるので出たり入ったりしながらゆっくりできる。
とにかく塩分の濃い湯で、ジャグジーであくびでもしようものなら、一気に口の中が塩辛くなってしまう。味はミネラル豊富な海水という感じ。
ちなみにお風呂のつくりは、和風で直線的な直の湯と、スペイン風で曲線的な円の湯とあって、通常は直の湯が男湯に、円の湯が女湯になっている。たまに入れ替えたりするらしいが、私はまだ円の湯にしか入ったことが無い(画像は全て直の湯)。
小タオル、バスタオル、館内着なども料金に含まれているので、湯上りは食事をしたりリラックスして、もう一度くらいお風呂に入ってから帰るのがお勧め。
食事処は和室、椅子席、個室といろいろ選べるし、TV付きのリクライニングシートのあるリラクゼーションラウンジなどもある。
思い返すとこの温泉は、今3歳の次女が赤ちゃんだった当時初めて入った記念すべき温泉であり、また私が温泉サイトを 立ち上げる前にプレ温泉オフとして自分の掲示板のオフ会を開いた会場でもあった。
[2005年12月22日追記] すぐ近所に小綺麗なスーパー銭湯系日帰り温泉「前野原温泉さやの湯処」がオープンした。
このスパディオの強力なライバルになることは間違い無し。