子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆ お湯は少し熱い
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★☆☆☆ ベビーベッドあり
子連れ家族のための温泉ポイント
亀陽泉と同様、亀川温泉エリアにある別府市営の共同浴場。亀陽泉が入浴料210円であるのに対し、こちらの浜田温泉は100円。
入口、脱衣所、浴室とバリアフリーでフラットに移動できるが、決して新しい施設というわけではない。
浴室の大きさは十分。タイルの目地などに温泉成分で染みついた色があり、使い込んだ浴室であることがわかる。
お湯の温度は熱め。シャワーはひとつだけ。
ごくわずかに渋めの緑が入った色のお湯で、昆布出汁のにおいがする。肌触りはすべすべするが、もしかしたら浜田温泉のせいではなく、ひとつ前に入った別府温泉保養ランドの影響かも。泥湯はだいたい異常なくらい肌がすべすべになって、その後に入った温泉の感触を全部打ち消しちゃうから。
浜田温泉は道を挟んだ向かいに資料館が建っている。この資料館の建物は、昭和10年に建設された旧浜田温泉だ。設計したのは別府を代表する建築家の池田三比古氏。駅前高等温泉の建築にも携わった人らしい。
ただし、昭和10年の建物をそのまま残しているわけではなく、いったん解体した後に復元したもの。館内には立て替え前の古い市営共同浴場の写真や、析出物が年輪のごとく固まった配管などを展示しているほか、地下部分に当時の浴槽や蒸し湯部屋が残されている。
この浴槽や蒸し湯を見るだけでも価値があると思う。