出湯温泉 華報寺共同浴場

五頭温泉郷 お寺の隣のアワアワ共同浴場

  • 所在地 〒959-1926 新潟県阿賀野市出湯794 TEL 0250-62-7612
  • 公式サイトURL http://gozu.jp/sotoyu.html(五頭温泉郷旅館協同組合サイト内)
  • 泉質 単純温泉
  • 日帰り温泉入浴料 大人200円、小人(小学生以下)100円、赤ちゃん50円
  • 営業時間 午前6時~午後6時50分(清掃の都合から6時50分までには上がること)
  • 設備等 男女別内湯など
  • 休業日 年中無休
[2016年5月のデータ ただし日帰り温泉入浴料・営業時間等は2017年1月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★★ 泉質★★★★★   お湯はぬるめ
  • 設備★★★☆☆ 雰囲気★★☆☆☆  浴槽の底に段差があるような錯覚があるので注意

出湯温泉 華報寺共同浴場 体験レポート

出湯温泉街と華報寺 出湯温泉の華報寺
出湯温泉街(温泉街の正面が華報寺)と華報寺。温泉街の画像はクリックで拡大。

 出湯温泉は小ぢんまりとしていい感じに鄙びた温泉街。
 昨日寄った湯田川温泉よりも山あいの雰囲気だが、初日の台温泉ほどではない。
 入ろうと思った華報寺共同浴場は蒲原三十三観音札所巡りの二十番札所である華報寺のすぐ隣に建つ古びた共同浴場。近くにはもう一つ出湯共同浴場がある。
 読み方は出湯が「でゆ?」「いでゆ?」、華報寺が「かほうじ?」と迷ったが、正しくは出湯(でゆ)温泉 華報寺(けほうじ)だ。

 外観は歪んでいてすぐに崩れそうに見えるほど。
 入口屋根部分に書かれた文字は「張 泉 窟」で、もしかしたら間に何文字か抜けているのかも。
 とにかく最初はここが華報寺共同浴場だとは思わなかったほど、外観はわかりにくい。

出湯温泉 華報寺共同浴場
今にも崩れそうに傾く出湯温泉 華報寺共同浴場

 自販機で入浴券を購入して受付に出す方式。
 受付に貼られた張り紙には「滝のお湯は飲用の許可を得ていませんので自己責任でお願いします」。

 中はとっても混んでいた。地元の人がほとんどだと思うが若い人もいる。
 掛け湯槽みたいなところに筆の文字で貼紙。ここのお湯で掛け湯をするな。浴槽のお湯を汲んで洗えと。

出湯温泉 華報寺共同浴場の外観
出湯温泉 華報寺共同浴場を横から見たところ

 お風呂は四角くお風呂にも注意書きがある。
 真ん中から出ているお湯をまたぐな、お尻を乗せるな、弘法大師様の下さったお湯だからと。
 それを読んで見上げると、男湯との境の壁の上に弘法大師様の像が立ってお風呂を見下ろしていた。

 ところでこの像のあるあたりの角に黒い岩を積み上げた湯口があって、そこからお湯が落ちてきているので最初は真ん中の湯口に気付かなかった。
 ハッと気づくと下から何か。
 しまった、知らずに弘法大師様のお湯にお尻を載せていたかも。禁忌を犯した。やばっ。慌ててどく。

 何で上と下から入れてるんだろうなと思ったが、岩を伝ってくる湯口は最後のところに焼酎のペットボトルの口の部分を切り取ったようなものが据え付けてあって、そうすると岩を伝ってきたお湯が最後のところで岩と離れてボトルの口から出てくるようになる。なるほどこうするとお湯を汲むことができるわけだ。

 一方、下から出ている分は、もちろん下から出ているから空気に触れずにアワアワ。
 お湯の温度はぬるめで体温よりちょっと高いくらい。しばらく入っていると全身が泡に包まれる。
 同じ宗教入ってても、ついさっき入浴してきたばかりの西方の湯と違って怖くない。というか、むしろとても癒される。
 西方の湯のあの症状が湯あたりだとしたら、さらに温泉に入っているのだから悪化しても不思議はなかったが、華報寺温泉では逆に収まっていったように思う。

出湯温泉 華報寺共同浴場の受付 出湯温泉 華報寺共同浴場の男湯入口
出湯温泉 華報寺共同浴場の受付と男湯の入口

 あと、ここの浴槽は段差が無くて、入る時にいきなり深くなるのでびっくりした。お湯自体はほぼ透明なんだけど、底の一部に水色の色がついているため、そこに段差があると錯覚するんだよね。紛らわしい。

 においは淡い。すぐに他の人のシャンプーのにおいにかき消された。
 いつまでも泡と戯れながら入っていたい温泉。みんな長湯をしているわけだ。
 ぬるめの、でも冷たくはない温度のアワアワのお湯が湧いているのは幸せなことだ。

近隣の子連れ遊び場情報

  • 五頭山麓うららの森(木工教室、押し花、豆腐作りなど各種体験施設)
  • 五頭山麓いこいの森(川遊び、キャンプ)