子連れ家族のための温泉ポイント
- 湯温★★★★☆ 泉質★★★★☆
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 休憩室スペースあり
子連れ家族のための温泉ポイント
前夜に古総湯に行った後に、夫が「加賀温泉郷パスポート」なる存在に気づく。市町村を跨ぐ粟津を除きこれがあれば各総湯の入浴料が3ヵ所まで割引に。
パスポートを購入したことにより夫のスタンプラリーコンプ癖に火が付いて、加賀温泉郷の全総湯を回ることが決定事項に!やったね。
ちなみにこの加賀温泉郷パスポートを販売しているはずのみどりの宿萬松閣フロントではその存在を知らず、早朝から探し回ったあげく、後にトラブルを呼ぶことになった(トラブルは次に行った山中温泉菊の湯を参照のこと)。宿で購入する人、少ないんだね。申し訳ない。
さて、総湯だが、既に朝6時半から地元の人でいっぱい。門をくぐっただけで、お風呂セットの籠を手にした地元のおじいちゃんに「貴重品ロッカーはあっちにあるよ」とか親切に世話を焼かれる。ありがたや。
浴槽は二つ。手前が適温で奥が熱め。周囲にぐるりと洗い場があって、結構な数だと思うんだけどこれが全て埋まっていた。洗い場はあるが、石鹸シャンプーの備え付けはなし。
みんながしがし朝から洗っているので、意外と浴槽そのものは空いていた。洗い場の壁に縦に細くストライプ状に九谷焼がはめ込んであって、それが全て模様や色が違う。上がってからポスターを見て知ったが、それぞれ地元の陶工の作で、この温泉の名物になっているらしい。
分析表は2枚。みどりの宿萬松閣と同じ1号と、温度が低い単純泉の3号。どういう使い分けをしているのか気になって、受付のお兄さんに聞いてみたが要領を得ない回答。
「女湯は1号、男湯は3号、入替えはしておらず、男湯はいつも熱いと言われてますね」とお兄さん。
「ホントに?」と聞くと
「えーと、女湯は1号と3号、男湯は2号と3号でした」(どっから2号出てきたし)
その時たまたま私が1号と3号を混ぜて使用しているという記述を分析表の近くに貼ってあった浴槽情報から見つけた。
「あっ、もしかして全部1号と3号を混ぜているのかしら」
「そんなはずはないですよ。源泉は足湯の裏にあるから」(どっちの源泉???)
突っ込むほどに整合性がとれなくなるんだけど、毎回本人が自信満々に教えてくれるので余計混乱した。わからないならわからないって言ってよ~。人の良さそうなお兄ちゃんだけど私はますますわけがわからなくなったよ~。
とりあえず、混雑具合や風情から観光客が総湯と古総湯のどちらか1ヵ所行こうと思うなら、古総湯をオススメする。総湯は地元の人の銭湯も兼ねていて、古総湯の方がより観光向け。