子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★☆☆☆☆ 泉質★★★★☆ 温度はかなり熱め、塩泉なので長湯に注意
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所にベンチあり
子連れ家族のための温泉ポイント
共同浴場らしく朝は6時から営業。上の湯共同浴場のすぐ近くに建つ龍門亭 千葉旅館に泊まっていたからオープンの10分前に着いた。
それで1月の早朝の寒い中、震えながら開くのを待っていたわけ。誰か係の人が来て鍵を開けてくれるんだろうと思って入り口前に一人で立ってずっと待っていたんだけれども時間を過ぎても誰も来ない。
それで思い切ってドアを押してみたら開くじゃない!????
入口は電気も付いていなかったけど、その奥に進むと電気も付いている。えっえっ?
なんと入浴している人がいた。というかちょうど上がったところ。伺うと、この共同浴場の鍵を開ける係の地元の方で、既に今朝も開けてお湯の温度などをチェックして―すなわち実際にひと風呂浴びて、で、今に至る…と。
「開いてないかと思いました」
「えっ?電気つけてなかったかしら」
「はい、真っ暗で、そして入浴券の自販機も鍵が掛かっていて使えませんでした」
「ごめんごめん忘れてた」と地元の方。
ところで私は大湯温泉には取材で来たのだった。共同浴場の取材は昨日、荒瀬共同浴場を撮影して入浴して、「川原の湯共同浴場」の外観を撮影して、ちょうど定休日だった「下の湯共同浴場」ではお湯が入っていない浴室内を撮影させてもらっていた。
しかしこの「上の湯」だけは先方の取材予定に入っていなかった。入っていなかったのだが、泊まった宿から近いとなれば当然朝一番で突撃じゃ!ついでに取材事情も話して浴室の撮影もさせてもらった(荒瀬の浴室写真は結局使えなかったので上の湯を撮らせてもらえて助かった)。
浴室は思いのほか広い。無色透明で激熱のお湯がなみなみと入っている。湯口の方にあるあれはなんだろう?キッチン用のプラスチックのざる?
とにかく熱かった。そしてさっぱりするお湯だ。地元の方いわく、「荒瀬より熱いでしょ?」と。
通常は荒瀬共同浴場が熱い熱いと言われるが、冬はどうしても温度が下がる。だから温度が高すぎて加水前提の「上の湯」の方が寒い時期は結果的に熱くなるのよと。なるほどねぇ。
そして共同浴場の管理は地元の人の力で成り立っていると感じた朝でもあった。他のお客さんが来る前にお湯の温度も人が入れる熱さに調節しておかなくてはならないのだから。