◆◇かみのやま・赤湯温泉外湯巡り◇◆
大人旅

1.突然ふってわいた山形旅行

　世間はクリスマスイブの12月24日。
　突然のパパからのメール。
　「知人の親族の冠婚葬祭関係で明日、山形に行くことになった。一緒に行く？」

　あ、明日？
　いきなり？
　準備、何もしてないよ。心の準備も。
　でもしばらくどこも出かけてないし、山形、行ってもいいの？
　やったー。

初日　2013年12月25日(水)

　上野駅で新幹線を待っている。
　本当に数時間で山形行きを決め、慌てて昨日の夜、本屋が閉まる前にガイドブックも買いに行った。
　山形県のガイドブックって少ないね。
　「東北」のごく一部か、仙台・盛岡にプラスして蔵王とか入っているくらい。
　結局山形単独のガイドブックはるるぶかマップルしか無くて、るるぶを買ってきた。載っている中身も果物狩りか温泉がほとんど。山形旅行って地味なのかな。いいところだと思うんだけどな。

　宿泊は山形市内、JR山形駅近くのビジネスホテルだから、山形駅から電車など公共交通機関でアクセスしやすい温泉街を回ることを考えている。
　すると候補はかみのやま温泉、赤湯温泉、天童温泉・・・この辺かな。

　かみのやま温泉は外湯がたくさん。赤湯温泉も結構たくさん、天童温泉は・・・一か所とあと旅館のお風呂とか？
　本当は蔵王温泉にも行きたいけど、冬季は冬装備の車が無いととても無理。これはあきらめざるを得ない。
　とにかくどこもお湯は豊富なようで楽しみだ。
　家に子供たちを置いて大人だけで旅行に行くのは実は初めてなんだけど、上はもう高校生だしなんとかなるだろう。
　えーっずるいとは言われたけどね。

　普段は車で旅行に行くことがほとんどなので、新幹線の旅には慣れていない。
　特に新幹線はいつも関西方面の東海道新幹線ばかりだったので、東北へ行く新幹線は初めてだ。
　上野駅の地下のホームで色違いの車両が顔をくっつけあって連結されているのを見て可笑しくなる。これから乗る東北新幹線も福島駅から連結を解除して、一部はそのまま太平洋側を北上、私たちの乗る残る一部は奥羽山脈の地中をトンネルで潜り山形県に出る。車窓からの景色も楽しみだなぁ。