草津温泉で朝ご飯と言えばペンション五郎次が有名だ。
パン屋もやっていて、540円でモーニングセットが食べられる。
・・と、前に時間湯体験に来た時に誰かに聞いた気がする。
夏に草津に来てゆ宿大蔵に泊った時も、素泊まりだったからここで朝食を食べようと思ったのだが、適当に探したら見つからなかった。
今回は真面目に地図を調べたら、なんのことはないゆ宿大蔵のすぐそばだった。
今泊っている駿河屋からは近いとは言えない。
それは別にいいけど、こんなにゆ宿大蔵から近いんなら、前回ちゃんと調べておけば良かったよ。
三日目 2015年2月2日(月) |
朝風呂は迷ったけどわたの湯。
乳白色のお湯を独占している幸せ。
雪は降っていないようだったので、部屋から窓の外の景色を撮影しようと思ったら窓が凍っていて開かなかった。
そういえばチェックイン時に駿河屋の若旦那が、飲み物は窓の外で冷やさないようにって言ってたっけ。窓の内側に置いておくだけで十分冷えるって。
これじゃ、窓の外に置いたら間違いなくペットボトルも凍るな。ビール缶とか破裂するやも。
さて、朝ご飯を食べに出発することにしたが、
「ペンション五郎次のすぐそばに煮川乃湯があるよ」
共同浴場の煮川乃湯は、熱い湯が好きなパパのお気に入りなのだ。
熱い湯が好きならぜひ凪の湯へと昨日勧めたが、こちらは出るのを渋っているうちにタイミングを逸したようだ。
それで今朝は煮川乃湯に入ってからペンション五郎次で朝食を取ると計画を決めた。
湯畑を草津温泉街の中心とすると、駿河屋は西、煮川の湯やペンション五郎次は東に位置する。
だから私たちはタオルと小銭を手に凍結した道を歩いて湯畑の下流に出て、それから地蔵乃湯の横を経由して煮川乃湯へ向かった。
いつの間にかまた雪が少し降っている。
粉雪で、風が強いからそれが顔にあたると痛い。
湯畑から地蔵までの近道は日陰の急坂で、夏に来た時も冬は通るのが怖いんじゃないかと思っていたが、誰かがきちんと雪かきをしてくれるのか、あるいは轍の跡がいい具合に雪を溶かしたのか、細く二本の乾いた線が伸びていたのでそこを踏み外さないようにおそるおそる歩いた。