玄関に靴が何足かあったので、男湯には入浴客がいるようだったが、女湯は無人だった。
床は石、浴槽の内側と壁はシンプルなタイル張りで、外観や廊下はあまり古さを感じなかったが、浴室とそのデザインは昭和っぽい感じだ。
角に接した壁のところに石の湯口があり、湯面に近い位置から熱いお湯が流れ込んでいる。
湯口からは離れた所に水の蛇口もあるがきちんと止めてある。
小さ目の浴槽に十分にお湯が投入されているので温度はかなり熱かった。
明らかに躑躅の湯より熱い。でもなんとか水を足さずに入れるレベルか。
足先から入るとじーんとしびれる。
ここも刺激的な万代鉱。
旅館あい京だった時代は湯畑源泉を引いていたようだが、現在ここのお風呂に入っているのは万代鉱源泉。
湯気が充満した浴室で手足を伸ばすと、その雰囲気から共同浴場ではなくどこか民宿に泊まってそこのお風呂に入っているようだ。
さて、今回の旅行で後半を草津泊にしたのは共同浴場巡りをコンプリートする目的もあった。
草津温泉に19ある共同浴場(外湯)のうち、夏の草津旅行で16ヵ所まで入って残すところあと3ヵ所になっていた。
今日こうして躑躅の湯と碧の湯をクリアしてラストは恵の湯一ヶ所となる。
恵の湯は明日のお楽しみとして、まずはこれから泊まる駿河屋にチェックインしよう。