熊の手洗湯から上寺湯は近い。
以前も確か、熊の手洗湯に行こうとして間違って上寺湯の前に出て、これも縁かと先に上寺湯に入っていった気がする。
やませみさんが言うには熊の手洗湯が工事中なので入浴客が上寺湯に流れてきているんだろうということだったが、確かに上寺湯は混んでいた。
観光客ではなく地元の人っぽいが、浴槽に入るのも遠慮しいしいになりそうなぐらいには混んでいた。
小学生ぐらいの子供も二人入っていたが、普通なら躊躇するほどに熱いお湯に普通に入ってきゃっきゃと遊んでいたから、やっぱり熱い湯に慣れた地元の子供なんだと思う。子供たちのお母さんはまだ若い人で、床にぺたりと座ってせっせとシャンプーで髪を洗っていた。
この他に年配の人が何人か。
長方形のごましおの湯船。
壁の一角にお湯の出るオブジェ?的なものがある。お湯を少し冷ますためのものかもしれないけど、祀られているような雰囲気もある。
床はお湯の成分で滑りやすい。流れてくるシャンプーや石鹸の泡成分だけではなく、かなりずるずるするので注意。
きりりと熱いお湯には羽毛みたいな白い湯の花が舞っていた。
溝端や空き地に植えられている草花を愛でながら歩いて、次に到着したのは真湯。
過去、二度入って、二度とも道を間違えた。
さっき観光協会からもらった地図を見ると、当時と違って少し位置が判りやすく書かれている。もう間違えずに行かれそうだ。