子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★☆☆☆☆ 泉質★★★★☆ 野沢のお湯は全般的に熱い
- 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★☆☆
子連れ家族のための温泉ポイント
熊の手洗湯と上寺湯は近い。
それで初めて行った時も、熊の手洗湯に行こうとして気が付いたら上寺湯の前に立っていたんだ。
上寺湯の建物は木造だが新しくてシンプルな感じだ。
隣にお湯汲み場があり、温泉卵は自由に作って良いが、汲み上げは組員と湯仲間以外禁止と立て札がある。
ほの白くごくごく薄い濁りがある他はほとんど透明のお湯で、ぬるくさっぱりとしていた。
もちろんぬるいっていうのはこの時たまたまということで、普段は熱いはず。
でも今日はぬるいせいか、他に比べると大人しめのお湯だった。
ゆで卵の臭いがして、湯の花は白いものが少し。
一番特徴的なのは湯口で、白い塩のようなカルシウム分と、さらに緑色の苔みたいな析出物がぼこぼこと固まっていた。
とにかく冬場の野沢はスキー客が多く、どこの共同浴場も満杯だ。
10年後に再訪した時も混んでいた。
この時は熊の手洗湯が建て替え工事中で、そちらに入る地元の人や観光客も上寺湯に流れてきているということで、普段よりも入浴客が多かったらしい。
観光客ではなく地元の人っぽいが、浴槽に入るのも遠慮しいしいになりそうなぐらいには混んでいた。
小学生ぐらいの子供も二人入っていたが、普通なら躊躇するほどに熱いお湯に普通に入ってきゃっきゃと遊んでいたから、やっぱり熱い湯に慣れた地元の子供なんだと思う。子供たちのお母さんはまだ若い人で、床にぺたりと座ってせっせとシャンプーで髪を洗っていた。
この他に年配の人が何人か。
長方形のごましおの湯船。
壁の一角にお湯の出るオブジェ?的なものがある。お湯を少し冷ますためのものかもしれないけど、祀られているような雰囲気もある。
床はお湯の成分で滑りやすい。流れてくるシャンプーや石鹸の泡成分だけではなく、かなりずるずるするので注意。
きりりと熱いお湯には羽毛みたいな白い湯の花が舞っていた。
※ 他の野沢温泉外湯を調べる→野沢温泉共同浴場マップ