その後、浴室を案内してもらってから部屋に入った。
旅館國崎の浴室はちょっと変わったシステムを取っている。
広い大浴場を作るのではなく、小ぢんまりとした貸し切り浴室を沢山作ったのだ。
これは昨今の温泉旅行客のニーズを考えると非常によくできていると思う。
まあまあ大きな内風呂の浴室が一つ、貸切風呂が三つ。貸切風呂のうち一つは貸切露天風呂で、残りは半露天風呂と桧風呂となる。
三か所ある貸切風呂は、予約などはいらず、内側から鍵を掛けると廊下にある専用ライトが点灯するようになっている。
だから、一つ一つの風呂を見に行かなくても、廊下のライトを確認すれば、今どこの風呂が使えるか一目で判る。
部屋も気にいった。
窓からの眺めは正直いまひとつというか、かなりあれだが、つまり見えているのは隣のハートピアー雲仙小浜の駐車場の入り口だったりするわけだが、卓上に生きた植物が飾られているのはとても良い。
先ほどの帳場前のちょっとしたスペースといい、このお風呂の使い方といい、旅館國崎はうまい。
いいところに知恵とお金を使っているなぁという感じ。
ひと通り館内を回ったら、お風呂は帰ってからのお楽しみとして、まずは湯祭りを行っている
小浜温泉の中心部に行ってみよう。
今日の今後の予定は、湯祭り散策、日没にあわせて海上露天風呂波の湯「茜」堪能、名物小浜ちゃんぽんで夕ご飯、花火観賞、旅館に戻ってお風呂に入って就寝・・・だ。
朝、東京を出立して飛行機で長崎に来た後、、ハラハラドキドキのバス乗り継ぎでイルカウォッチングとハードスケジュールだったのに、まだまだ予定の半分も消化していないとは。
子連れ旅行にはあるまじき計画かも。