5.赤倉温泉スキースクール事情
午後からは子供たちをスキースクールに入れることを考えていたので、宿に戻る手前で、赤倉スキー学校の建物を見つけて寄ってみた。
実は
赤倉温泉スキー場には六つのスキースクールがある。スノーボードやテレマークスキーの学校も入れれば九つだ。
大規模なスキー場であるにしても何でこんなに沢山あるのかと思えば、どうもそれぞれのエリアで開発した観光会社が異なり、それぞれが独自のスキースクールを持っていることによるらしい。料金体系もクラス分けの基準もまちまちだ。
だからこの、赤倉スキー学校というのも、赤倉温泉スキー場のスクールを統括しているというわけではなく、赤倉温泉スキー場の駐車場から一番近いスクールの一つに過ぎないということだ。
ちょうどお昼時なので受付は空だった。
料金表が張り出してあるので見てみる。
私たちが希望している条件は、
「小学二年生(あと1日で4月になれば三年生)のカナだけでなく、幼稚園生(あと1日で4月になれば一応小学一年生)のレナも入れるスクールであること」と、
「半日コースで、なるべく料金が安いこと」と、
「今から申し込んで今日の午後、レッスンを受けさせてくれるところ」の三つだ。
年末年始に行ったまつだいファミリースキー場は、未就学児のレナは6歳でも受け付けてもらえなかった。
だから仕方なくカナだけをスクールに入れたのだ。
カナとレナが同じクラスに入れればレナにとっても励みになるが、まあ別々でも構わない。
カナは前回入って、少しは滑れるようになっているし、レナはまだ一人では滑れないから。
しかしここの料金表を見て躊躇した。
ジュニアレッスンは小学校四年生以上だから、カナも当てはまらない。
それ以下だと「ちびっこ集まれ90分」というクラスになるようだ。
90分で一人5,000円・・・。
姉妹二人頼むと一万円かぁ。ちょっと高すぎ。
まつだいファミリースキー場の半日2,000円というスクール代は破格だとは思うが、せめて3,000円ぐらいで何とかならないかな。
事前にネットで調べたら、泊まっている和泉屋から一番近いと思われる赤倉くまどースキー学校がやはり5,000円(但しこちらは90分ではなく2時間)、ちょっと登ったところにある赤倉ヨーデルスキー場が3,000円と比較的リーズナブルだったはずだ。
全てのスキースクールがウェブサイトを公開しているわけではないので、赤倉銀嶺スキー学校や新赤倉スキー学校については判らなかった。
どこかで料金一覧表のようなものは手に入らないかな。
ふと道向かいを見ると、赤倉温泉観光協会のインフォメーションセンターが目に付いた。
あそこに行ってみよう。