8.(某)先輩の来訪
キャンプ場に戻ると、yuko_nekoさんとがっちゃんは地面に足もつけず、そのまま岩魚の買い出しに出かけていった。
子供たちはハンモックで遊んでいる。
晶さんはコットの上で、パパはテントの中で昼寝を始めた。
起きているのは私とだださんだけだ。
この日記でも書こうとパソコンを取り出したところで今夜一泊する新たなお客さん、バイク乗りのkazuさんが登場した。
kazuさんとも初対面。
kazuさんはおニューのテントを立てるつもりでいたが、だださんが「紺碧さんが使っていたテントが今晩は空くから」の一言で、あっさり設営中止に踏み切ったようだった。
その後さらに来客があった。
ちょうど裏山の方に出かけていた子供たちが戻ってきたときだった。
カナが最初に走ってきて、「レナが泣いてる」と言う。
レナはべそを掻きながらちび姫ちゃんに手を引かれて歩いてきた。
怪我は大したこと無い。転んだときに手の平をちょっと傷つけただけで、一応消毒して絆創膏を貼っておくことにした。
絆創膏を探しに車の中をごそごそやっていたら、どこからか「よしかさん、よしかさん」と呼ぶ声がする。
どこかで聞いたこと有るような無いような・・・。
タープの方を振り返っても晶さんがぐっすり寝ているばかり。
空耳?
いや、現実だった。
呼んでいたのは某先輩(本人の要望により匿名とさせていただきます)だった。
このキャンプには参加しないということだったが、枝豆とメロンを手みやげにわざわざ様子を見に来て下さったのだ。
昼間にも一度来てみたが、ちょうど宝川に行っていた我々は留守だった、がしかし、袋にぎっしり詰め込まれた空の酒瓶の山を見て、このタープに違いないと確信し土産を置いておいたのだそうだ。
そ、そんなに飲んだかな・・・。
頂いた枝豆を茹でて、今夜の夕食であるカレーを準備していると、やがてyuko_nekoさんたちが戻ってきた。
買い出しついでに私たちが昨日入った
諏訪の湯にも寄ってきたという。
「
宝川温泉より良かったかも」
あはは。