2.黒川温泉山みず木に泊りたい
初日 2014年8月27日(水)
実際に宿泊施設の予約を始めてから、少し計画は変わった。
まず
湯布院温泉泊が長湯温泉泊に。
日本一の炭酸泉で名高い長湯温泉にも興味があったし、宿泊料金も湯布院より抑えられそう。
ただし、湯布院温泉も泊まらなくても日帰りで寄りたい。
阿蘇周辺の宿泊は最初はクーポン券を使いたくて大手旅行会社経由で予約することを考えていたのだが、パンフレットに載っているキャパシティーの大きな宿は、どこも口コミを見るといまいちっぽい。
写真で見るより設備が老朽化している上に、韓国人や中国人のツアー客ばかりで五月蠅くて適わなかったといった内容を複数見かけた。
時代がかって古い建築物は好きだけど、箱ばかり大きく作って単に手入れが行き届かず老朽化した宿は好きじゃない。韓国人や中国人が多い雰囲気というのは去年、
登別温泉で見てきたからわかる。
結局阿蘇の宿は旅行会社を通さず個別に予約した。
たまたま見つけた
地獄温泉清風荘というところのお風呂に一目ぼれして確定。
しかし後からもっとよく調べておくんだったと後悔した失敗がひとつあったが。
阿蘇が最初に決まって、そのあとの黒川温泉と長湯温泉はなかなか宿が決まらなかった。
特に黒川温泉は有名な宿に泊まるか、穴場的な宿を選ぶか・・・。
「予算が許せば
山みず木と言うところに泊ってみたいけど・・・」と私。
「じゃ、そこにしよう」
「えっ」
確かに他の宿に比べてとびぬけて高額というわけではない。湯布院あたりなら軒並み相場がもっと高い。
「ホントにいいの?」
山みず木のどこが特にいいのかまで調べて発言したわけではなかったが、そんなわけでまさかの山みず木に決定。
問題は予約日だった。
最初の宿泊行程が阿蘇→黒川→湯布院だったところを、湯布院を長湯と入れ替えたので、阿蘇→黒川→長湯で考えていたのだが、残念ながら山みず木に予定日の空き室が無かった。
「じゃ、山みず木をやめるか」と、これまたあっさりパパ。
えっ、ちょっ
「待て待て。えーと、えーと山みず木、おっ、次の日なら空き室有るじゃない。黒川と長湯はそんなに距離が離れていないんだから、ここは行程を入れ替えよう」
「・・・ふむ」
「どうせなら一番高級な宿は最終日がいい」
「・・・なるほど」
というわけで、最終的には山みず木で贅沢する代わりに長湯温泉は控えめで、素泊まり、風呂無しのガニ湯本舗天風庵を予約した。ここは階下が郷土料理店でご飯も食べられるし、お風呂も近くに日帰り温泉などがある。