途中でいったん宴を抜けた。
子どもたちをお風呂に入れるために。
えーと、昨日パパは子どもたちを夜、
喜美の湯に連れていって熱くて難儀したと言っていたな。
千歳の湯ならいつ行ってもぬるめだから今日はそっちにしよう。
外は寒いのでコートを着せる。
ちらちらと細かい雪が舞っている。
夜8時半も回った千歳の湯は無人だった。
子どもたちも熱がらずに入った。
結局今回の旅行で一番沢山入ったのはこの千歳の湯。一昨日から連続三夜。すっかりお馴染みだ。
帰り道に風が吹くと、街灯や車のヘッドライトに照らされて路上から雪が舞い上がるのが見えた。
風が吹く度に風の形に舞い上がる。
子どもたちは面白がって「風が走っている」と追いかけた。
今夜のお客様は他にもいらした。
紺碧七さんたちの
千代の湯の湯治仲間であるKさん、そしてうちの掲示板によくオーストラリアの話題を書き込んで下さるTaka4さん。
お酒は昨日の残りに加えて、小枝子パパ持参の温泉一号、温泉二号、Taka4さん持参の亀の翁大吟醸(高いらしい)、うちのみらいどぶろく蔵元(飲みかけですいません)など。
Taka4さんはフィジーで撮影してきた海中の動画なども沢山見せて下さった。
このときのみんなの会話やテンションの高さは本当は全部書きたいところだけど、これはやっぱり参加してその場にいた人だけが分かる話だからやめておく。
消しゴムさんとえんぴつさんたちが小枝子パパを途中まで送っていくことになって、だんだんと静かになった。
最後はだださんが、湯治の人は朝が早いのでと伝えて締めた。
時間はまだ夜中の0時過ぎだったが、楽しかったせいかもっと長い時間みんなで騒いでいたような錯覚があった。