16.草津温泉で四万中島屋の蕎麦を
宿に戻ると、ちょうど義満さんが
凪の湯に出かけた後だった。
義満さんだけでなく、うちのパパもしんたさんも一緒に行ったようだ。
そこへだださんの携帯が鳴った。
「小枝子パパが草津に到着したみたいだから迎えに行ってくる」
そしてだださんが小枝子パパを迎えに出て程なくして義満さんたち一行が部屋に戻ってきた。
草津の湯は熱くなくちゃという義満さんは凪の湯の熱さに大満足したようだった。
でもちょうど義満さんたちの直後に子連れが入ってきて加水していたので間一髪というところだったらしい。
凪の湯は私が前に行ったときも熱かった。激熱だった。私にとって始めての草津共同浴場がそれだったから、最近入った
千歳の湯だとか
白嶺の湯だとかのぬるさは拍子抜けするくらいだ。
義満さんたちが戻ってきてからすぐにだださんも戻ってきた。
だださんの後ろから、「こんばんは」と入ってきたのは・・・