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晩秋の草津旅行記

7.秘密にしたい宿










 午後は真っ直ぐ今夜の宿へ。
 昨夜泊まったコンドミニアムに続き、今夜の宿泊場所も訳あってオープンにできないが、立地条件の良い少し古めの湯治宿だ。
 部屋は二階。
 広いし清潔だ。
 子どもたちが喜びそうな小部屋がついている。
 浴室は地下。
 少し狭いが、その分、お湯の質は折り紙付き。
 チェックインする頃には晶ちゃんたちも戻って来るかと思っていたが、どうもその気配はない。
 そうこうしているうちに時間も2時に近づいてきた。
 午後の千代の湯の時間湯が始まってしまう。
 消しゴムさんはもう地蔵の湯の方に行ってしまったのか見あたらないし、午前中に一人でふらふらと共同浴場町営の湯に行ってきたというだださんは、ビール片手に今日は時間湯はしないことにしましたと言った。
 いろいろ考えた末、私たちも時間差で別々に時間湯に行くのをやめて、二人いっぺんに行くことにした。
 子どもたちは新しいゲームに夢中だから部屋で大人しくしているだろうし、隣室にはだださんがいてくれる。

帳場


部屋からの眺め


子供用の浴衣

・・・だから秘密なんで、これらを見て「あっ、あそこだ!!」と判った人も口外無用でお願いします




2-8千代の湯へ続く


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