草津温泉 湯宿ゆたか

以前は白旗源泉を引く貴重な宿だった 今は経営も変わり湯畑源泉の子連れ歓迎宿

  • 所在地 〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津97
  • TEL 0279-88-6186    
  • 泉質(2006年当時) 白旗源泉 酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
  • 公式サイトURI http://kusatsuonsen.net/
  • 設備等 男女別内湯、貸切家族風呂など
お得情報草津温泉湯めぐりに便利な草津温泉共同浴場マップも併せてご利用下さい

[2006年11月のデータ(体験レポートも) 一部は2016年1月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★☆☆ 泉質★★☆☆☆  お湯は熱めだが貸切風呂利用なら調節可能。
  • 設備★★★☆☆ 雰囲気★★☆☆☆ 家族で利用できる貸切風呂あり

草津温泉 湯宿ゆたか 宿泊体験レポート(リニューアル前の白旗源泉時代のレポート)

草津温泉 湯宿ゆたかの外観 草津温泉湯宿ゆたかの受付
当時の草津温泉 湯宿ゆたかの外観と受付。外観の画像はクリックで拡大。

 2006年当時、温泉仲間とみんなで泊って、旅行記もちゃんと書いたのだが、わかる人にはわかるとても貴重な宿だったので、幹事からは宿名は出さないでほしいとお願いされていた。
 最近になってこの件について再度確認したところ、既に経営者が変わって、引いている源泉も変わったのでオープンにしてもいいよと許可を貰えた。よって、ホント今更なんだけどこうしてまとめてみる。

 逆に経営も源泉も変わってしまったのだから、温泉レポートとしては価値が無いとも言えるが、まあ当時そうでしたという記録にはなるだろう。

 ちなみにどこが貴重だったのかと言うと、源泉が白旗だったところだ。あの共同浴場で有名な白旗源泉。しかも宿泊料も安く、食事も美味しかった。もちろん場所も湯畑から近い草津の中心地だ。

 共同浴場の白旗の湯はいつ行っても混んでいるので、あの真っ白な源泉をもっと小ぢんまりとした浴槽で時間も気にせず独り占めしてみたいと、そんなことを考えたことがある人にはまさにうってつけの宿だった。ただしかなり古びて高級感は無かったが。

草津温泉湯宿ゆたかの客室 草津温泉湯宿ゆたかの夕食
当時の草津温泉 湯宿やたかの客室と夕食

 部屋は二階。広いし清潔だった。
 子どもたちが喜びそうな小部屋がついている。
 浴室は地下。少し狭いが、その分、お湯の質は折り紙付き。

 この旅館のお風呂は決して広くも綺麗でもないが、共同浴場よりもお湯の鮮度が良いと一部では評判だった。入浴人数を考えれば当然かもしれない。
 何だかウナギの寝床のように細長い浴室で、手前に小さい洗い場、奥は左右のスペースいっぱいに使って浴槽がある。
 床が石貼りで、特に脱衣所から入って直ぐの足下が冷たくざらざらしているので子供たちがきゃあきゃあ言い出した。
 「痛くて冷たい」
 大丈夫大丈夫と言いながら入らせて、自分も後からついて行ったら確かに痛くて冷たかった。早くお湯を掛けなきゃ。

草津温泉湯宿ゆたかの浴室入り口 草津温泉湯宿ゆたかの浴室暖簾
当時の草津温泉 湯宿ゆたかの浴室入り口と暖簾

 お風呂のお湯はこれまた熱い。
 どこで冷水を入れるのかよく判らなかったし、お風呂を加水したくなかったので、とにかく浴槽のお湯を桶で汲んで足下に掛けた。
 熱いけど時間湯に馴れた自分には大したこと無い。
 子供たちにはきついだろうか・・・。
 とりあえずお湯を掛けた。
 「熱いー」
 いっぺんには掛けずに遊ばせながら掛けていく。

草津温泉湯宿ゆたかの浴室 草津温泉湯宿ゆたかの部屋からの眺め
当時の草津温泉 湯宿ゆたかの浴室と部屋の窓からの眺め。浴室の画像はクリックで拡大。

 バケツリレーみたいにしながら30回ぐらいお湯をかぶっただろうか、いつの間にか馴れてしまったみたいだ。あとはすんなりとお風呂に入った。
 湯口からはどんどんお湯が出ているので、あれほど桶ですくったのに減る様子もない。湯量に対して浴槽が小さいのがまたいいんだろう。
 結局子供たちは楽しくお風呂に入って十分温まった。
 後でパパはあの凄く熱いお風呂に水も入れずに子供たちが入ったと聞いて驚いていた。