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草津温泉・時間湯体験旅

6.時間湯の余韻を残して







この天気で岩井堂を見ろと言われても・・・



 細かい雨が降り続いていたので、車を降りてから急いで屋根の下に入った。
 館内は思ったより狭い。
 今日はカラオケは響いていないようだ。
 大広間で待ち合わせることにして、子どもたちを連れて浴室へ向かった。

 最近よく行く埼玉辺りの日帰り温泉はどこも真新しくぴかぴかだったせいか、何となくここもそんな場所を想像していた。
 だから最初の印象は「思ったよりも古い」ということだった。
 確かここの近所の小野上村温泉センターは日帰り温泉の草分け的存在だった。
 このあづま温泉桔梗館も実はかなり老舗の部類に入るかもしれない。
 内湯は縁が木の浴槽だった。
 入って天井を見上げると、黒々とした木が組んである。なんというか、センター系のお風呂ではなく歴史有る共同浴場のような雰囲気だ。
 お湯はほぼ透明でほんの僅かにぬるつくような手触りがあるような気がする。
 でも特にこれといって特筆すべきことはない。
 もっと言うと、活きもあんまり良くないし、個性も強くない。
 というか、たぶんどんな温泉に入っても今はそう感じるのかもしれない。
 だって時間湯の帰りなのだ。
 あの天下の草津温泉の、最も極上な部分を惜しげもなく使った時間湯を体験してきたばかりだ。
 やっぱり他の温泉に寄ったのは失敗だったかもしれない。
 ここだって本当は良い温泉のはず。
 それがこんな風にしか感じられないのはきっと草津温泉にもあづま温泉にも失礼なことなんだ。

 あづま温泉桔梗館は、露天風呂から岩井堂が見えることでも知られている。
 だけど女湯からは木がじゃまで見えなかった。
 元々天気が悪いので、見えたところで何が何だか判らなかったかもしれないけど。

 少し入っているとのぼせてきた。
 温まり度は相当なものらしい。加えて乾いた膚がぴりぴりと突っ張り始めた。
 そのとき初めて、ああこれは塩泉だったのかと思った。
 内湯の湯口の所にコップが置かれている。
 飲んでみるとはっきりした塩味がした。








 4時前には桔梗館を後にした。
 髪の毛を洗うつもりで立ち寄った割には、桔梗館の浴室にはシャンプーの備え付けは無かった。
 当然あるものと思っていたのでシャンプーなどは車の中に置いていってしまった。
 これも失敗だった。
 仕方なく備え付けの石鹸で髪も洗った。











 帰り道は微妙な渋滞。
 何となく今回の旅は時間湯が全てだった。
 湯長、湯治者、一丸となって挑む時間湯。
 草津節が響き、湯もみ板が舞い、祈りを込めて入湯する。




 百聞は一見にしかず。
 良かったら草津温泉であなたも体験してみませんか?



おしまい


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