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草津温泉 雨の共同浴場巡り 1-15


15.再び温泉饅頭

 山本館とホテル一井の間を入って少し行くと、温泉街らしい狭い通り沿いに饅頭屋の灯りが見えた。
 お、温泉饅頭~。
 温泉饅頭を食べないともう一歩も歩けない。
 よろよろと引き寄せられるように店内に入った。
 早速「どうぞ~」と饅頭を差し出される。やった。ここは一個まるまるだ。
 もぐもぐ、ごっくん。最後の方は胸が詰まりそうになる。流石にお茶までは出なかった(どこまでも図々しい)。
 さっきの、ちちやの方が甘みを押さえた品良い味だった。ここはむしろパワフルなあんこだ。甘みもこくがあって自己主張が強い。
 「9個入り、下さい」
 一個食べさせてもらったお礼にちゃんと買うのだ。お土産はこの温泉饅頭。
 「この辺でタクシーなど拾えるところはありませんか?」
 「この辺は流しのタクシーはいないのよ、電話して呼ぶか、バスターミナルまで行かないと」
 バスターミナルまでわざわざ歩いてタクシーを拾うくらいなら、ナウリゾートまで歩いて帰った方がマシというものだろう。
 「判りました。ありがとうございます」
 「どちらにお泊まり?」
 「ナウリゾートホテル(の、隣の貸しマンション)」
 店の女主はがんばってねと手を振ってくれた。
 ちなみにこの饅頭屋の名前は富貴堂。


日がとっぷりと暮れてライトアップされた湯畑 帰り道は足取りが重い・・・



 饅頭を一個まるまる食べたら、ゼロに減っていたエネルギー値がぐぐーっと満タンまでアップした。
 さすが温泉饅頭。
 さあ、気合いを入れて坂を上ろう。

 西の河原公園への分岐を過ぎ、草津ホテルの横の急坂を登り、石楠花咲き誇る西の河原公園駐車場脇を通り、最後の心臓破りの坂を上る・・・。

 レンタルマンションの部屋に戻ってきたのはほぼ予定通りの6時だろうか。


こちらが温泉饅頭の富貴堂 あか抜けないけれどパワフルな甘みのある温泉饅頭が食べられます




1-16.ここは何処の湯?へ続く


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