なだらかな山と田んぼしかない田舎道を走っていくと、ファミリーストアやまのくちという酒屋を発見。
もしかしたら遮光土偶さんが教えてくれた紫尾の露という焼酎が手に入るかもと思って店をのぞくと、あったあった、普通の紫尾の露と、甕仕込みの紫尾の露が。
焼酎の事は全然知らない私は店番をしていたお兄さんにどっちが美味しいんですか?と阿呆なことを聞くと、「普通のはステンレスタンクで仕込んでいるけど、甕仕込みは呼吸できる甕で仕込んでいるのでこっちがお勧めです」とのこと。
甕仕込み紫尾の露を二本購入した。
パパは焼酎大好きだし、私もちょっとだけなら飲める。東京に帰ってから開けるのが楽しみ。
酒屋を過ぎて10分もしないうちに紫尾温泉到着。
あっと思うともう温泉街の中にいて、温泉街の一番先に公共の駐車場があった。
紫尾温泉はどんなイメージの温泉地なのか知らないままここに来たので、小規模ながらも雰囲気のある温泉街を形成していることに驚いた。
小さな宿がいくつかと公衆浴場があるだけの割に、駐車場に停まっている車の数もかなり多い。
立ち寄りを考えていた紫尾温泉旅籠しび荘は、勝手に高級宿をイメージしていたんだけど、行ってみたらそうでもなかった。
かなり親しみやすいくたびれ感があった。
なんで高級宿をイメージしていたのかと言うと、姉妹館の四季の杜紫尾庵とごっちゃになっていたらしい。
部屋付き露天風呂のある離れの宿 四季の杜 紫尾庵に泊っても、隣接した旅籠 しび荘のお風呂は共通で使える。
それもあってこの二つの宿のイメージが混在していた。