◆◇レンタルキャンピングカーで北海道◇◆
北海道キャンプ旅行記
2.積丹半島に行きたかったのに
お風呂から上がって
豊平峡温泉のキャンプ場をチェックアウトしたのは10時40分。
さて、今日の行き先は最初から決まっている。
というのはとにかく空港に行かなければならないからだ。
写真が前後するけど、この頁では朝風呂の前の朝食風景を貼っていく
いやいやまだ帰る日じゃないよ。
飛行機で東京に戻るのは明日。
でも最初に書いたように、当初立てた日程はレナの部活の関係で一日後ろにずれて、その結果キャンピングカーのレンタルは今日までしか予約できず、泣く泣く最終日は車を乗り換えることになったのだ。
だから今日は夕方に新千歳空港に戻りキャンピングカーを返却し、別のレンタカー会社の普通車を改めて借りて、
登別温泉に泊まるという予定になっていた。
しかしレンタカーの返却まではまだまだ時間がある。
今日はこれからどうするか。
上段左と中段右は駐車場の傍らの池。昨日はミニ青い池みたいだと思ったけど、朝の低い気温だと湯気がよく判る。やっぱりこれも温泉なんだなぁ。
下段の料理は昨日書いた豊平峡温泉インド料理名物ターバン。誕生秘話もなかなか面白かったけど、もちろん実物は食べやすくて美味しいよ。
北海道は北部を除いて特に道東と道央は結構行ったことがあるけど、札幌から近くて行ったことがないところ、行きたいところとして今回の旅行で最初から主張していたのは積丹半島。
ウニ大好きの私は積丹半島で地物のウニが食べたい。
それから積丹ブルーと呼ばれる海が見たい。
楽勝かと思ったのだが、パパは難色を示した。
「時間が掛かりすぎる。小樽までしか行けない」
「えーっ」
小樽は何回か行ったことがあるよ。確かに良い街だけどさ。行ったことのないところに行きたい。
いつの間にかパパはガイドブックからおたる水族館をピックアップしてカーナビに入力し始めた。
もうそこまで決めちゃってるの?
ちょい険悪なムードに。
不服そうな私を見て、パパは海岸線を指してとてもこの積丹岬までは行かれない、どうしても行きたいって言うなら小樽と積丹岬の間ぐらいまでとばっさり切り捨てた。
意見が合わない。
ちょうど中間辺りはウイスキーで有名な余市だ。ウイスキーを買ったり工場見学をしたくて余市に行きたいっていうわけじゃないでしょ?
「じゃどうするの?」
もう残り少ない旅程なのに。うまくいかない。
「余市に行きたいわけじゃない。水族館に行きたいわけでもない。いや、行きたいって言うならいいけど、適当に選んだだけなら妥協するのはもったいないと思う」
「で?」
地図を見る。それから気になった地名をスマホで検索する。
「・・・こうしない? ウニは積丹岬まで行かなくても食べられると思う。すると私が見たいのは奇岩が続く絶景と積丹ブルーの海なんだから、積丹岬に行くのも中途半端に途中まで行くのもやめにして、この小樽の高島岬っていうところに行ってみない?」
「・・・」
「小樽の街のすぐ近くだし、地図で見ると多分積丹岬の様な岩と海の絶景が見られそうな感じなんだけど・・・」
「そこまでなら行ってもいい」
よし。決定。
大型の送迎バスも到着して朝から繁盛する豊平峡温泉。泊まって大満足。