雪見露天風呂紀行【榛名湖日記8】1-8

8.湖の見えるおうち

　いつも通る国道145に出て、長野原草津口、川原湯と過ぎる。
　途中、八ツ場ダム広報センターに寄り、八ツ場散策マップを入手。これは吾妻川沿いの散策コースを紹介した無料冊子で、判りにくい場所にある林温泉や横壁温泉に迷わずに行くには便利だと、うつぼさんに教えていただいたからだ。
　この辺りで、雪遊びをいっぱいしてお昼を沢山食べて万座温泉にどっぷりつかったレナが爆睡する。
　次の目的地は中之条町の原町。そこのベイシアで買出しを済ませ、文真堂書店でこれまたONKEN21さんに教えていただいた広報社の群馬の温泉(いろいろクーポンの付いているガイドブック)を入手する予定。

　ベイシアは岩櫃城温泉の目と鼻の先だった。岩櫃城温泉は江戸時代の城郭といった群馬の温泉の中では特異な外観の日帰り温泉で、初めて榛名湖に泊まった時に一度だけ来たことがある。榛名湖日記を書き始める前のことで、記録を残していない。

　無事、買出しを済ませ、本も手に入れ、岩櫃山を背に日の暮れ始めた榛名山を登る。
　道は真っ白に凍りつき、冬タイヤでもときどき滑りそうになる。
　もうすぐカナとレナの大好きな湖の見えるおうちだよ。
　いつもの管理人さんが笑顔で迎えてくれるだろうか。
　5泊6日。楽しい楽しい旅にしようね。