万座温泉 日進舘 極楽湯

真っ白なお湯を湛えた天空の露天風呂

  • 所在地 〒377-1528 群馬県吾妻郡嬬恋村干俣万座温泉2401 TEL 0279-97-3131 FAX 0279-97-3595
  • 公式サイトURL http://www.manza.co.jp/
  • 泉質 酸性硫黄泉
  • 設備 男女別内湯、男女別露天風呂、売店など
  • 日帰り入浴営業時間 土日 AM10:00~PM2:00、平日 AM10:00~PM3:00
  • 日帰り入浴料 1000円
  • ※画像は後日取材許可を得て撮影していますが、それゆえに文章と季節が合わない箇所があります
  • ※日進舘には極楽湯の他にも長寿の湯旧日進館(2007年12月で取り壊し)などがあります
  • 私がたびハピに寄稿した「万座温泉日進舘」が登場する記事⇒絶景の雪見露天風呂!万座温泉日進舘宿泊記
[2021年12月・2019年1月・2007年10月のデータ 日帰り入浴料・日帰り入浴時間は2022年12月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★☆☆☆ 泉質★☆☆☆☆  お湯は全体的には熱めだが露天風呂はぬるいことも
  • 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★☆☆ 

万座温泉 日進舘 極楽湯 体験レポート

万座温泉 日進舘 極楽湯の外観
万座温泉 日進舘 極楽湯の外観

万座温泉は日本有数の絶景露天風呂集中地帯だが、その中でも一番はやっぱりここ、万座温泉 日進舘の極楽湯だと思う。景色そのものも非常に綺麗だが、何よりこの開放感がね。

何回か訪れたけど晴れた日が多かったのもイメージアップに役立っている。高所だけあって、本当に凄い空の色になる。その紺碧の空の下に緑がかった乳白色の濁り湯。そりゃあもうね、極楽湯ですから。

ここに行くなら日帰りでもゆっくり時間を取っておきたい。それだけの価値はある。

万座温泉 日進舘 極楽湯の入口
万座温泉 日進舘 極楽湯の入口

※極楽湯とは万座温泉 日進舘の別棟にある露天風呂の名称。宿泊者はもちろん、日帰り入浴でも大浴場の長寿の湯の入浴料で入ることができる。

以下、過去(2003年、2007年)の訪問時の記録(画像は一部2021年の取材時のものを使用)↓

夕暮れの極楽湯
夕暮れの極楽湯外観

とにかくずっと前から入ってみたかった。憧れの露天風呂でランクすると、ほぼTOP近くに来ていたかも(ちなみに泊まってみたい温泉だと、二岐温泉大丸あすなろ荘法師温泉長寿館だったが、念願叶って大丸あすなろ荘には先日泊まった)。

前回の榛名湖旅行でも、一度は万座を目指し、けれどあいにくの天気に鳩ノ湯温泉へ方向転換。やはり万座は晴れ渡った日に入りたい。

おりしも快晴。ゴールデンウィーク中とはいえ、明日は一応平日。少しは空いているかもと期待して、草津白根ルートを喜々として車を走らせた。

うっかり行き過ぎて、万座高原ロッジまで来てしまった。少し戻って細い道に入る。万座亭の前に日帰り客用の駐車場がある。ここで車を停めて歩く。三角屋根の万座温泉ホテル(万座温泉 日進舘の旧名)が見えてきた。

極楽湯の入口

ロビーで料金を払い、また外に出る。道の先に木造の建物があり、そこが露天風呂、極楽湯の入り口だ。
入ると、下へ延々と階段が延びている。そこを降りてはいけない。ホテルへ通じる道だ。露天風呂へは左へ行く。

脱衣所も古びた感じ。錆びたロッカーがある。ベビーベッドのたぐいは無いから、赤ちゃんをぬがせるとしたらベンチでやるしかないだろう。まあ、このお風呂に赤ちゃんを日帰りさせるのは、なかなか上級者コースであるが。

扉の向こうがすぐ露天風呂ではなく、ヨーロッパの古城の廊下みたいな通路があって、その向こうだ。

極楽湯の露天風呂

すごい開放感。
これだけのために来ても許せる。
いやぁ、日本人で良かった。

景色抜群。緑がかった乳白色のお湯が紺碧の空に映えること。極楽湯ってぴったりのネーミングだなぁ。

極楽湯の湯口

お湯は熱く、硫黄泉らしいそれなりの刺激もある。深さもかなり深く、二歳の次女はまったく足が立たず、四歳の長女は足は立つはずだが、不透明の湯で深さが測れず、階段状のところから降りようとしない。はっきり言って子供向けとは言い難い露天風呂だ。

でも既に温泉馴れしきっている我が家の二人は、大自然の中のお風呂に大喜びで、楽しんでいた。
高原の風はさわやかで、のぼせたかなと思って浴槽の外に出ると、瞬時に体がかわいてしまう。ほとんどタオルいらずだ。

極楽湯

気がつくと、いつの間にかみな、出て行ってしまい、地上の極楽は全て、私たち親子三人の独占状態となっていた。