子連れ旅行温泉日記

グランデコ雪遊び日記1-8


8.ホントにホントに10.0?

 今度のお風呂は内湯、露天風呂とも男女別なので、子供たちはママと入ることにした。
 ドライヤーなどはそろっているが、ベビーベッドは無い脱衣所。
 温泉名に「アルカリ」と堂々と入っているだけあってpHは10.0なのだが、どこが10.0?という感じのお湯。半循環でオーバーフローはしているのだけど、とにかく薄い。露天風呂より内湯のほうがほんの気持ち程度指の間をにゅるっとくるものがあるような気もするが、でも気のせいかもしれないと思うほど薄い。吸引は強烈で足が痛い。無色透明。臭いも露天風呂ではあるかないか…。内湯の湯口はカルキ臭。

 でもまあ、温泉だと思わなければ悪くない施設。
 子供たちの髪なども洗った。洗い場も整っていて寒くなくていい。
 雪の積もった露天風呂などはいい感じ。子供たちはここでも雪だるまがつくれるから喜んでいた。
 山もよく見える。晴れていたらもっと綺麗だろう。
 しかし途中の看板に書いてあった「絶景露天風呂あり」というのはちょっと言いすぎ。

 湯上りはすべすべしたけど、それはもしかしたら猪苗代アルカリ温泉のせいではなく、朝の高湯の効き目かも。だってここに入った後も肌は高湯の硫黄臭ぷんぷん。


露天風呂は一部屋根つきです。
今朝の高湯温泉安達屋旅館が良すぎたので、どうしてもこちらは辛口になってしまうかも。 お湯はさっぱりめ。
アルカリ、アルカリ、10.0とあんなに期待させなければ、それなりのお湯だなと思います。

内湯から露天風呂方面を見たところです。
真面目にこのエリアでは希少な使い勝手の良い施設です。


 ちょうど良い時間になったので施設を出た。
 磐梯山にぶつかるところで道は左右に分かれる。
 左は猪苗代湖、右がグランデコ方面だ。
 曲がって少し行ったところで左手に小さな電光掲示板。
 「土湯沢温泉 入浴できます」
 …?
 その表示の先には雪の積もった山があるばかり。どこにその土湯沢温泉ってあるの? 道ひとつ見えない。
 謎の土湯沢温泉。

 さらに行くとごく小さな温泉街がある。
 川上温泉
 土湯トンネルの手前、土湯温泉の近くに有名な一軒宿の秘湯、川上温泉があるが、それとはまったく別。こちらは民宿に毛の生えたような小さな旅館が並ぶ。
 日帰り入浴歓迎500円といった立て札が目に付く。
 パパがこの辺、大学時代に日帰りしたことがあると言う。
 案外グランデコからも近いから、こういうところに寄るのもいいかもしれない。

 やがて真っ白な湖が見えてきた。小野川湖だ。凍った上に雪が積もって一面白くなっているらしい。湖の東側を行けば、行き止まりはグランデコだ。対向車がしばしばある。悪天候に、早めにスキーを切り上げた人たちだろうか。
 カナが、今日泊まるところにまだ着かないの?と聞く。
 次に建物が見えたら、それが今日泊まるおうちだよ。




1-9.ホテル・グランデコへ続く


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