最初の印象はとにかく魚がいっぱいいること。
もう見渡す限り魚だらけ。よくテレビに映る海中の映像みたいにどっちを向いてもわらわらと魚がいる。
特に急に深くなる手前は小さな魚が群になって泳いでいて手を伸ばすと触れそうだ。
この魚の数、過去に体験ダイビングやシュノーケルをしたエイジンコートリーフやアーリントンリーフより多いかも。
ミコマスケイよりはずっと多い。
パパが追い付いてきて、「透明度がいまいちだね」と言った。
そう言えば多少濁りがあるかも。
グレートバリアリーフは北へ行くほど海はクリーンになる印象があるから、
ケアンズより南にあるこの辺りは透明度は劣るのかもしれない。
でもそんなことにまったく気が付かないほど魚が多かった。
私はこの方が楽しい。
またリーフの上を泳げば、本当に浅くてうっかりするとお腹をこすってしまいそうになる。
本当に泳ぐのにぎりぎりぐらいの浅さだ。だからその分リーフの魚までの距離もとても近い。
この距離で魚が観察できると、ダイビングでなくてシュノーケルでも十分楽しめると思う。
珊瑚も綺麗だ。真っ青な珊瑚やピンクの珊瑚やライムグリーンの珊瑚がお花畑みたい。
珊瑚をつついている魚も多い。近づくと陰に隠れて出てこない恐がりの魚も。
シャコ貝も大小沢山あって、ぽってりとして波打った口元が金属的な青や緑に点滅している。そして何かが近づくと、ひゅっと縮むように反応する。ドキドキしてしまう。
夢中になって泳いでいたら、子どもたちが寒くなったというのでいったん船に戻ることにした。
そろそろお昼ご飯の時間だ。