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** ケアンズと森とビーチの休日 **

6.ブランコと罠




 




 「ママはこの森の中のおうち、気に入っちゃったなぁ。カナとレナは?」
 「気に入ったよ。でもブランコが無いから・・・」
 ウォンガリンガには部屋にブランコがあったからそれと比較しているらしい。
 「ブランコあるよ、ここにも」
 「えっホント?」
 駐車場の側に昨日見つけた。でも連れていくと二人は、えっ、これ?という顔をした。質素で、まあその、ウォンガリンガのみたいじゃないけどさ。
 ついでに近くで何かの罠を見つけた。
 ねずみ取りの檻みたいなもの。
 野生動物を捕獲するものらしい。
 何を捕まえるんだろう。たぶん捕まえて飼うとかではなくて、駆除対象の外来生物か何かが対象のような気がする。
 でもねぇ、餌として缶詰がちょっと開けてそのままぶら下がっているよ。アバウトさに笑ってしまう。



■上段左 よく見ると木の枝にレインボーロリキートたち
■中段   レインボーロリキートの飛翔
■下段左 何かの罠
■下段右 確かにブランコには違いない



 8時を過ぎるとミツスイ以外の鳥は影を潜め、代わりに蝶が目立つようになってきた。
 キッチンからダイニングの横にかけて花の咲く木が多いので、昨日からその辺りを日当たりの良い時間に限って同じ蝶がふらふらしている。
 一匹は緑色っぽく、もう一匹は黒っぽい。二匹ともかなり大きい。緑の方はテーブルランドの冊子のどこかで見たような気がする。
 蝶を撮影しようとキッチンの窓ガラスにぴったりとレンズをくっつけてカメラのズームを操作していると、突然、びたんっと大きな音がしてガラスが揺れた。
 最初は何が起きたのか判らなかったが、どうやら小鳥が窓ガラスに激突したようだ。
 ぶつかった小鳥は下へ落ちていったがキッチンの窓からは下の方はよく見えずどうなったのか判らなかった。
 無事ならいいけれど。


日が昇ると鳥よりも蝶が目立つようになってきた。下の二枚は同じ蝶。横向きになると胸や腹の色もよく見える。
やたらと二匹で一緒にいると思ったらつがいだったらしい。カラフルな方が雄、黒っぽい方が雌。メガネトリバネアゲハの一種。英名はCairns Birdwing。おお、ケアンズなんて名前に入っている。雄の方は一昨年もミッションビーチで見たことがある(一昨年の旅行記 激しく気まぐれなミッションビーチのお天気)。
とにかくこの二匹の蝶はすごく大きい。それもそのはず、トリバネアゲハのトリバネというのは鳥並に羽が大きいっていうことだし、同じ種類に世界最大の蝶もいる。





3-7窓ガラスに激突する事故は後を絶たずへ続く


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