17.ウールーヌーラン
再びパルマーストン・ハイウェイに戻り、一路、東へ。
少し走ると、この道はウールーヌーランWooroonooran国立公園の南端に差し掛かる。
ウールーヌーラン国立公園は今注目のエコスポットらしい。
ケアンズ近郊の国立公園の中では飛び抜けて面積が広く、一昨日巡ったクレーターレイクス国立公園やMt.ハイピパミー国立公園などとは比較にならない。
版図はゴードンヴェイルから南、
アサートン高原と海とに挟まれたあたりだ。
クイーンズランド州最高峰のバートル・フレア山を中心に南北は50キロにかけて広がっている。ほとんどが手つかずの熱帯雨林だ。
しかし、ウールーヌーラン・サファリと呼ばれるツアーが立ち寄るところは、ユーベナンジー湿原Eubenangee
Swampやジョゼフィン滝、ジョンストンリバー・クロコダイルファーム、イニスフェイルなど、実はウールーヌーラン外のスポットがほとんどであるような気がするのは私だけだろうか?
何しろこの中でウールーヌーラン国立公園内にあるのはジョセフィン滝ぐらいだから(あっ、ボウルダーズもそうか)。
本気でウールーヌーラン観光らしいことをするのなら、バートルフレア山かベレンデン・カー山にでも登らないといけないんじゃないだろうか。
ちなみにバートルフレア山は標高1,622m。
クイーンズランド州最高峰とは言ってもこの数字。峻険な山の多い日本と比較すると、広い面積の割に凸凹の少ない場所なんだなと実感する。
ハイウェイは一部国立公園内を突っ切って、徐々に平坦な道になり、やがてイニスフェイルに至る。