18.クラウフォード展望台と移動住宅クイーンズランダー
途中にいくつかの滝と、ルックアウトがひとつある。
滝はどれも道路沿いではないので今回は跳ばすとして、クラウフォード・ルックアウトには寄ってみることにした。
ここはハイウェイの真横にある。
車を降りて、「あれ?」と思った。
ここ、来たことあるぞ。
そりゃそうだ。一昨年
パロネラパークへ行った帰りにこの道を通っている。
で、そのときにきっと車を降りて立ち寄ったんだ。
そのことを何故失念していたかというと、通ったとき結構急いでバタバタしていたので、後になってその景色を見たのがどこだったか思い出せなかったからだ。
そうか、ここだったのか。
クラウフォード・ルックアウトは本当に道ばたにあるので、ここから何が見えるのだろう?と不思議になる。
今まで通ってきたハイウェイは、両側がずっと熱帯雨林でほとんどアップダウンもない。ケアンズなど海沿いからテーブルランドに至る道の中では飛び抜けて平坦だ。
だからこの辺りは平らなんだろうという先入観があった。
それがどうだろう。
道ばたのルックアウトに立って見下ろせば、なんとそこは断崖絶壁。
・・・とまではいかないにしても、一ヶ所だけ木々の間に開いたスペースからのぞけば、そこはとんでもない急斜面で、大地は遙か下。
目を回しそうだ。
ずっと下の方で光を反射しているのはノース・ジョンストンリバー。
ここは何が面白いといって、やっぱり今まで見てきた景色による先入観とのギャップだろう。