子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★☆☆ 中学生未満はお風呂だけ(むし湯不可)
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッドなし台あり
子連れ家族のための温泉ポイント
ここに行くなら朝一番がいいと思う。じゃなきゃ夜。なんでかって言うと、化粧不可だから。あっ、メイクしない人には関係ないか。
で朝行ったわけ。鉄輪の双葉荘に泊まってたから営業開始とともに入って、メイクは上がった後にすればいいと思って。でも営業時間前にもう何組か来ていたよ。人気なのね。
鉄輪むし湯は別府市の運営。ただの日帰り温泉的な共同浴場ではなく、むし湯、すなわち温泉を使ったミストサウナがメインなわけだが、このサウナが特別なのはショウブ科の「石菖」という植物を敷き詰めているから。
なお、むし湯の他に裸浴のお風呂と足蒸し施設もあって、中学生未満の子供はむし湯はできないけれどお風呂の入浴は可。実際私が行ったときも三世代で来て子供はおばあちゃんがお風呂で面倒を見て、お母さんだけがむし湯を体験していた。
タオルもむし湯用着替えも持参したならそのまま利用できるが、我が家はタオルのみだったのでむし湯用ウェアを借りた。浴衣みたいだが広げるとむしろ浴衣素材の検査着みたいな作りだった。
入ると脱衣所があり、女湯は左が浴室、右がむし湯。むし湯の入口には係のお姉さんが立っている。
まず内湯で下半身に掛け湯をして、先ほど借りたウェアを着て、指示に従いむし湯へ。むし湯のドアが小さいので頭をぶつけないように注意。
中は4人用。石菖を敷き詰めた中に石の枕が四つあり、枕にタオルを敷いて仰向けに寝る。むし湯内はすごい蒸気で真っ白。石菖はその上を歩くとふかふかで、寝ると干し草のベッドに寝ているような気分だった。
ヨモギっぽい薬っぽいにおいの石菖は、ニラのような細長い葉でひょろひょろ。むし湯は最初楽勝だと思ったが、意外に熱い。3~4分過ぎたあたりから急に汗が噴き出し始め、やがて信じられないほど大量に流れるようになった。汗が出るとその体についた水分を通してものすごく熱くなる。特に鼻の呼吸が苦しい、熱いから。唇もじんじんする。
さらに追い打ちを掛けるのは上からしたたる熱い滴。私は耳と首に2回被弾。熱くて悲鳴を上げそう。夫は足に2回被弾したって。
8分経つとドアの向こうでタイマーが鳴り、声を掛けられて外に出る。実は真ん中の枕が楽で外側の枕は熱いって出てから教えてもらった。真ん中には先客がいたので私は端を指示されたのでしょうがない。
石菖は一週間ぐらいで交換するそうだ。スタッフが今日は変えたばかりなのでまだ生っぽいと言っていた。
むし湯の後は体についた石菖を落としてお風呂へ。こちらのお湯はほぼ透明で臭素臭。においは強くないけど好きなタイプ。手触りはすべすべ。
髪は洗うつもりがなくてもむし湯ですごい状態になるので、シャンプーやドライヤー備え付けなのはありがたい。というか無いと困る。
湯上がりは顔がつるんつるんになった。これはなかなかの効果。でも体力も使う。朝から疲労感が半端ない。
なお受付で販売しているプリンが気になって購入。かなり甘めのこのプリンは昨夜入ったかなわ荘のプリンだった。